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サービス提供責任者の指導・助言のポイント

老計第10号 2-2 洗濯

  • 洗濯機または手洗いによる洗濯
  • 洗濯物の乾燥(物干し)
  • 洗濯物の取り入れと収納
  • アイロンがけ

【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
洗濯も、手際よく行いたいものです。まずは、洗濯機を動かす前に、洗剤や柔軟剤などがあるか確認しましょう。後々ないと気づくと段取りが狂います。

洗剤がない場合、訪問介護計画に買い物が入っているケースでは買い物に赴きます。買い物が入っていないケースでは、必要な衣類を石けんで手洗いするなど、臨機応変に対応します。判断に迷うときは、サービス提供責任者に連絡してください。

なお、下着に便などが付着していたら、手洗いをしてから洗濯機で洗いましょう。

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【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
洗濯機を動かす前に、洗濯機の中を確認してください。リハビリパンツやパット、ズボンのポケットの中にティッシュや紙などは入っていませんか?そのまま洗濯すると、洗濯機の故障につながります。

また、家族の衣類などは入っていませんか?介護保険制度下では、家族にかかることは対応できません。「息子さまが間違って入れているようですので、洗濯カゴに別にしておきますね」などと声をかけ、取り出します。

このような件は、利用者・家族のお気持ちを汲み、記録には書かず、口頭でサービス提供責任者に報告してください。責任者の方から、利用者・家族に話をします。

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【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
洗濯した衣類を外に干すときは、その日の天気を確かめてください。物干しの注意点として、衣類の素材に合わせた対応に気を配りましょう。例えば、襟首の狭いニットの衣類に、無理やりハンガーを差し込まず、必ず下から挿入します。

また、しわを伸ばすことも意識しましょう。ズボンなどは、手元で“パンパン”と叩いてから干すと、しわが伸びやすくなります。

独居などで、干した洗濯物を取り込める人がいないケースは、室内に干し、次に訪問したホームヘルパーが取り込むなど、調整したいと思います。

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【ことばかけのポイント】~サービス提供責任者より~
ホームヘルパーが居ない時間に、利用者自身で洗濯物を取り込む必要性がある場合は、利用者と相談して、洗濯ばさみを利用者の手が届く低い位置に付けます。

また、収納時のたたみ方として、例えば、前のボタンを外しておくのか・はめておくのかなど、利用者ごとにやり方があります。必要なことはあらかじめ指示を出しますが、サービス提供責任者の方で把握しきれていない事柄もあります。利用者に伺い、コミュニケーションをとりながら確認してみてください。

タンスの中にある他の衣類のたたみ方を見て、それにならって対応するのもよいでしょう。複数のヘルパーが関わるケースなどでは、統一ルールを作り、手順書に明記します。

監修・執筆/石橋亮一先生
介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員。東京電機大学非常勤講師(介護福祉論)。特別養護老人ホームやホームヘルプサービスなどに従事後、現在は研修講師、介護認定審査会委員、東京都第三者評価員などを兼務。

イラスト/きたもり ちか

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  • 2016年12月30日

この記事はこの号に掲載されています

老計第10号 2-2 洗濯

へるぱる 2016 冬号29ページに掲載

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