20170111

ホームヘルパーだから気づくこと

病気と薬の知識〜インフルエンザやノロってどんな病気?

Q どんな予防法があるの?
A 【インフルエンザ】予防接種によって、発症を防いだり重症化を抑えたりする効果が期待できます。特に、感染者との接触が多い医療従事者や介護従事者、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者などは接種が推奨されています。

また、抗インフルエンザウイルス薬を予防投与することで、発症のリスクを減らすことができます。感染のリスクが高いと思われる場合は、医師に相談してみましょう。

【ノロウイルス】現在のところワクチンが存在しないため、正しい手洗いの励行や食品の加熱処理、感染者との濃厚な接触を避けるといった、基本的な対策を継続することが大切です。

Q 一度かかったら、その冬はもう感染しないの?
A 【インフルエンザ】インフルエンザにはA型・B型・C型のほか、新型インフルエンザも存在します。一冬の間に複数の型のインフルエンザに感染することも考えられるため、油断は禁物です。

【ノロウイルス】ウイルスに感染すれば、何度でも発症するおそれがあります。カーペットに残った嘔吐物内のウイルスによって数日後に感染したとされるケースもあり、感染源を確実に処理することが重要です。

Q どんな治療法があるの?
A 【インフルエンザ】抗インフルエンザウイルス薬(タミフル®・リレンザ®など)により、発熱期間の短縮やウイルス排出量の減少が期待できます。ただし、症状が出てから48時間以内に服用を開始する必要があり、それを過ぎてしまうと十分な効果が期待できないとされています。

【ノロウイルス】現在のところ治療薬が存在しないため、点滴などの対症療法を行いながら、症状が治まるのを待ちます。嘔吐や下痢を抑える薬の使用は、かえって回復を遅らせてしまうこともあるため、医師が慎重に検討します。

監修/笑顔のおうちクリニックさいたま 院長 杉浦大介

イラスト/加藤愛里(asterisk-agency)

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  • 2017年01月11日

この記事はこの号に掲載されています

病気と薬の知識〜インフルエンザやノロってどんな病気?

へるぱる 2016 冬号53ページに掲載

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