20170130

ホームヘルパーにできる認知症ケア

困った事例[4] 自宅で「家に帰りたい」と出て行こうとする

認知症による見当識障害によって、自分が今いる場所が認識できなくなり、自宅にいても家に帰ろうとすることがあります。利用者が指す「家」とは、「生まれ育った実家」や「かつて家族と暮らした家」などが多いです。

ポイント[1] 「帰りたい」気持ちに寄り添う
家に帰りたいのは、「子どもが帰ってくるから」「夕飯の支度があるから」など、明確な理由があるものです。「お家はどちらですか?」など、寄り添う会話をしながら、「夕食は何が食べたいですか?」など、徐々に話題を変えて気をそらしていきます。

ポイント[2] 音や表情にも配慮し、穏やかな介助を
ホームヘルパーが慌ただしく動いたり、大きな音を立てたりすると、利用者は敏感に察します。不安になった結果、「帰りたい」につながることも多いので、落ち着いてサービスにあたりましょう。

監修/和光病院看護部
認知症専門病院の看護部として、地域の高齢者医療・介護・福祉に貢献。他の専門職と連携しながらチームケアを推進している。入院・通院患者のケアに加え、訪問看護の経験も豊富。『驚きの「和光病院式認知症ケア」実践ハンドブック』(小学館刊)を監修。

取材協力/愛の家 訪問介護ステーション浦和常盤 取材・文/山辺健史(介護ライター) イラスト/フジサワミカ

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  • 2017年01月30日

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困った事例[4] 自宅で「家に帰りたい」と出て行こうとする

へるぱる 2016 冬号46ページに掲載

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