20170517

事故再発防止のために

「事故再発防止」研修の進め方

事故が起きたとき、一律にホームヘルパーのミスが原因と考えていませんか?現場にはさまざまなリスクが潜んでおり、正しい原因分析ができないと再発を防止することができません。ここでは、いくつかの事例を通して、事故再発防止のためにできることをご紹介します。

「防ぐべき事故」と「防げない事故」
事故には「防ぐべき事故」と「防げない事故」があります。例えば、介助中の事故で利用者がケガをすれば、事業所には賠償責任が発生しますが、利用者が独歩で転倒した場合賠償責任は生じません。つまり、前者は防止する義務のある「防ぐべき事故」であり、後者は不可抗力の「防げない事故」なのです。この両者を線引きし、「防ぐべき事故」を優先して防がなければなりません。

「防ぐべき事故」について再発防止の徹底を図る
「防げない事故」については、事前にそのことを本人や家族に説明し、注意を促しておく必要があります。一方、「防ぐべき事故」については、もし起きてしまったら、謝罪をしたうえで治療費なども当然支払わなければなりません。そして原因を詳細に把握し、再発防止の徹底を図る必要があります。

研修の進め方のポイント

  1. 研修の目的を説明します。
    【ポイント】「防ぐべき事故」の線引きを説明する
  2. ワークショップ形式で研修します。
    【ポイント】多角的な視点から事故の原因をあげる
  3. 研修で気づいたことを発表します。
    【ポイント】事業所全体で取り組むべきことも考える

監修/山田 滋
株式会社 安全な介護代表介護現場で積み上げた実践に基づくリスクマネジメントの方法論は、「わかりやすく実践的」と好評。著書に『安全な介護』(筒井書房)『介護施設の災害対策ハンドブック』(中央法規)ほか多数。

イラスト/フジサワミカ

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  • 2017年05月17日

この記事はこの号に掲載されています

「事故再発防止」研修の進め方

へるぱる 2017 夏号4ページに掲載

おもな特集

  • 事例を見ながら事故の原因と対策を考えよう 事故再発防止のためにできることとは
  • 認知症ケア[2] 「利用者を知る」ができていますか?
  • ホームヘルパーに求められる 食中毒の予防

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