20170522

ホームヘルパーにできる認知症ケア

認知症ケア「利用者を知る」研修の進め方

認知症の人は日によって言動が異なったり、思いもよらない行動をとる場合があります。そのようなときでも落ち着いて対応するには、利用者を理解することが大切です。この機会に、担当する利用者についての情報を見直してみましょう。

利用者を知ることで困難なケースにも対応できる
第1回では認知症についての正しい知識を見直しました。病気への理解を深めたうえで、第2回では「利用者を知る」ことについて取り上げます。暴力行為など対応困難な場面でも、利用者の生活歴や興味の対象を知っていれば、「なぜその行為に至ったのか」がわかる場合があります。どうすれば「知る」ことができるのか、一緒に考えましょう。

得た情報はチーム全員で共有する
利用者と接するなかで知り得た情報は、自分のなかだけにとどめておかず、同じ利用者を担当するすべての人と共有することが大切です。生活歴だけでなく、どんなときに興奮状態に陥り、どう対処したら落ち着いてくれたのかなど、接し方についても情報交換をしておくとケアの見直しができます。また、うまく対応ができなかった事例についても隠さずに伝えることで、解決の糸口が見つかり、よりよいサポートにつながります。

研修の進め方のポイント

  1. 研修の目的を説明します。
    【ポイント】症状だけでなく、利用者本人に対する理解が非常に重要であることを説明
  2. 講義やワークショップで研修。
    【ポイント】利用者について知っていることを共有する
  3. 最後に研修内容を振り返ります。
    【ポイント】知るための具体策を考える

監修/服部安子
社会福祉法人浴風会ケアスクール校長。アドバンスソーシャルワーカー、社会福祉士、精神保健福祉士。訪問介護をはじめ、特別養護老人ホーム、老人保健施設などを立ち上げ、法人内老人部門統括責任者等を経て現職。認知症ケアを中心に、30年以上、地域で取り組む高齢者福祉、障害者福祉に従事。

イラスト/さいとうかこみ

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  • 2017年05月22日

この記事はこの号に掲載されています

認知症ケア「利用者を知る」研修の進め方

へるぱる 2017 夏号12ページに掲載

おもな特集

  • 事例を見ながら事故の原因と対策を考えよう 事故再発防止のためにできることとは
  • 認知症ケア[2] 「利用者を知る」ができていますか?
  • ホームヘルパーに求められる 食中毒の予防

ほか

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