20170614

ホームヘルパーにできる認知症ケア

認知症ケアの第一歩は「利用者を知る」ことから

認知症に限らずコミュニケーションの基本は相手への理解
認知症にはおもに「アルツハイマー型」「レビー小体型」「脳血管性」「前頭側頭型」の4種類があります。また、「中核症状」だけでなく、ときに「BPSD」と呼ばれる行動・心理症状が起きてしまうこともご存じかと思います。病気の特徴を知ることは、適切な対応をとるための基本です。

しかし、その症状のあらわれ方は人それぞれで、要因も異なります。症状だけに目を向けず、「なぜできないのか」「どうして大声を出したのか」、その裏に隠れた原因を探ることができれば、支援の方法が見えてきます。そのためには、利用者の生活歴を把握することが必要です。記憶力が低下し、できないことが増えていても、何十年も生きてきたなかで身についている生活習慣やこだわりがあるのです。

難しくとらえず、「どこの出身なんだろう」「どんな仕事をしていたのかな」「趣味は?得意なことは?」など、初対面の人と接するときのように、相手に興味や関心を持つことからはじめてみましょう。利用者を知ることができれば、不安要素を回避でき、BPSDの予防にもつながります。

「利用者を知る」ことで……

  1. 信頼関係が生まれる
  2. 行動を理解するヒントになる
  3. 小さな変化に気づける

監修/服部安子
社会福祉法人浴風会ケアスクール校長。アドバンスソーシャルワーカー、社会福祉士、精神保健福祉士。訪問介護をはじめ、特別養護老人ホーム、老人保健施設などを立ち上げ、法人内老人部門統括責任者等を経て現職。認知症ケアを中心に、30年以上、地域で取り組む高齢者福祉、障害者福祉に従事。

イラスト/さいとうかこみ

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  • 2017年06月14日

この記事はこの号に掲載されています

認知症ケアの第一歩は「利用者を知る」ことから

へるぱる 2017 夏号13ページに掲載

おもな特集

  • 事例を見ながら事故の原因と対策を考えよう 事故再発防止のためにできることとは
  • 認知症ケア[2] 「利用者を知る」ができていますか?
  • ホームヘルパーに求められる 食中毒の予防

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