20170710

ホームヘルパーにできる認知症ケア

利用者の生活歴の引き出し方

「子供のころ、どんな遊びをしていたのかな?」「どんなお母さんだったのだろう?」と目の前の利用者に興味を持って接すれば、短い時間でも知ることはできるのです。

利用者の身の回りには「知る」ヒントが隠されています
訪問介護では、利用者に関わる時間が限られていて、短時間のなかで決められた仕事を終える必要があります。仕事をはじめたばかりの人はそれだけで精一杯で、利用者の背景を知ることまで手がまわらないかもしれません。経験を積んでいる人からも、「とにかく時間が足りない」という声をよく聞きます。

しかし、短時間でも日常の何気ない会話のなかから探ることはできますし、部屋の様子からうかがい知ることもできます。日頃から意識して接すれば、知る(=気づく)力がつくはずです。まずは、出身地や好きな食べ物の話からはじめるのもいいですし、着ている服を話題にしてもいいでしょう。ただし、根掘り葉掘りしつこく聞くのはやめましょう。触れられたくない過去を持っている人もいるので注意してください。

「○○しながら」できる!生活歴の引き出し方

  • 食事介助をしながら食べ物の話をしてみる
  • 入浴の介助をしながら昔話をしてみる
  • 掃除をしながら持ち物をチェック

監修/服部安子
社会福祉法人浴風会ケアスクール校長。アドバンスソーシャルワーカー、社会福祉士、精神保健福祉士。訪問介護をはじめ、特別養護老人ホーム、老人保健施設などを立ち上げ、法人内老人部門統括責任者等を経て現職。認知症ケアを中心に、30年以上、地域で取り組む高齢者福祉、障害者福祉に従事。

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  • 2017年07月10日

この記事はこの号に掲載されています

利用者の生活歴の引き出し方

へるぱる 2017 夏号17ページに掲載

おもな特集

  • 事例を見ながら事故の原因と対策を考えよう 事故再発防止のためにできることとは
  • 認知症ケア[2] 「利用者を知る」ができていますか?
  • ホームヘルパーに求められる 食中毒の予防

ほか

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