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食中毒予防のために

おいしく食べて食中毒への抵抗力をつけよう!

食中毒は、同じ数の原因菌を体内に取り込んでも、感染・発症する人としない人がいます。その差は免疫力(菌に対する抵抗力)の違いで、栄養状態にも左右されます。おいしく食べて抵抗力をつけてもらうことも、大切な予防法です。

低栄養も食中毒のリスクに!
介護が必要な高齢者の中には、栄養状態の悪い人が少なくありません。低栄養になると、食中毒を含めた感染症にかかりやすくなるため、普段の食事の管理も大切です。どのくらい食べているか、連絡ノートなどを通して各ホームヘルパーが情報を共有するようにしましょう。

高齢になると食が細くなりがちですが、エネルギーの足りない人には、補食としてさつまいもや飲むヨーグルトなどを摂ってもらうとよいでしょう。

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管理栄養士とも積極的に連携を!
利用者の食生活や栄養状態に不安がある場合には、管理栄養士との連携を積極的にとるとよいでしょう。

高齢になると、何かしらの持病を抱えていることが少なくありません。糖尿病などの治療食が必要な場合には、必ず栄養指導を受ける必要があります。

まずはかかりつけの医師やケアマネジャーと相談してみるとよいでしょう。通院が難しい利用者には、定期的に管理栄養士による訪問栄養指導を受けることもできます。

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料理の腕も重要。味見もしてもらうように!
調理した料理を十分に食べてもらえない場合、「味」が原因の可能性もあります。いくら栄養バランスを考えて調理したところで、利用者の口に合わなければ食べてもらえません。しかも、「せっかく作ってもらったのに、まずいとはいえない」という利用者もいるのです。結果、1回で食べきるはずの量を残すことになれば、栄養状態が悪くなるばかりか、食べ残しによる食中毒のリスクも高めることになります。

監修/中村育子
福岡クリニック在宅部栄養課課長。女子栄養大学、同大学院修士課程卒業。静岡県立大学大学院 薬食生命科学総合学府博士後期課程 食品栄養科学専攻満期終了。日本在宅栄養管理学会 副理事長。

文/サイドランチ イラスト/福井典子

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  • 2017年08月02日

この記事はこの号に掲載されています

おいしく食べて食中毒への抵抗力をつけよう!

へるぱる 2017 夏号26ページに掲載

おもな特集

  • 事例を見ながら事故の原因と対策を考えよう 事故再発防止のためにできることとは
  • 認知症ケア[2] 「利用者を知る」ができていますか?
  • ホームヘルパーに求められる 食中毒の予防

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