20170814

訪問介護計画書の実例集

【要介護2】Cさん(87歳)の訪問介護計画書

ポイント

  • 長期・短期目標ともに、Cさん自身を巻き込んだ内容が含まれているのがいいですね。提供するサービスとしても、2、3、22、26が共に行う内容となっています。
    ただ、「安心」や「安全」はあくまでも本人が感じるものであり、支援する側が目標として使用する表現としては抽象的です。例えば「ホームヘルパーからの支援を受けて定期的に通院できる」など、より具体的な表現を用いることが望ましいでしょう。
  • 訪問介護計画書などに示されている「標準所要時間」は、実際に要した時間を示しているわけではなく、あくまでも「訪問介護サービスを提供するのに要する標準的な時間」であることを理解しておきましょう。
    標準所要時間には、サービス提供の事前準備や記録などに要した時間は含まれますが、交通機関の都合やサービスに必要な理由以外で滞在した時間などは算入されない点に注意が必要です。
  • 利用者の心情や必要な援助をケアプランから読み取り、訪問介護計画書に反映することが大切です。例えば、「生活に対する意向」の欄から、家族に先立たれて一人暮らしのCさんの気持ちが落ち込んでいることが想像できます。
    一方、第2表には「食材を自分で選んで調理したい」など前向きな表現もあることから、一緒に買い物や家事をする時間を通して、Cさんが心身ともに回復して安定した生活を送れるような援助が望まれると考えられます。

監修/柴田範子(しばた・のりこ)
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト「くじら雲」を運営する。神奈川県ボランタリー活動推進基金審査会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。

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  • 2017年08月14日

この記事はこの号に掲載されています

【要介護2】Cさん(87歳)の訪問介護計画書

へるぱる 2017 夏号78-79ページに掲載

おもな特集

  • 事例を見ながら事故の原因と対策を考えよう 事故再発防止のためにできることとは
  • 認知症ケア[2] 「利用者を知る」ができていますか?
  • ホームヘルパーに求められる 食中毒の予防

ほか

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