20170830

ホームヘルパーにできる認知症ケア

家族の状況把握からはじめましょう

家族の思いを知って寄り添うことが大切
認知症の利用者を抱えた家族は、一般的に上に示した4つの心理的ステップをたどると考えられています。まず、家族は認知症になった利用者に戸惑い、現状を否定する時期があります。その気持ちが次第に混乱や怒りへと変わります。それが落ち着くと、割り切る余裕が生まれ、徐々に現状を受け入れることができます。

ですが、1から4のステップ通りに進む家族はわずかで、大半は行きつ戻りつしています。心が揺れ動き、気持ちが不安定です。私たちホームヘルパーは、そうした家族に寄り添い、「今、どのような状況なのか?」「どんな支援を求めているのか?」を把握し、それに合わせて接することが求められます。

家族が認知症を受け入れ、利用者の受診に至るまでには約3年かかるというデータもあるほど、認めるだけでも一大事なのが現実です。利用者同様、家族を見守り、悩みや困っていることに積極的に耳を傾けましょう。

監修/服部安子
社会福祉法人浴風会ケアスクール校長。アドバンスソーシャルワーカー、社会福祉士、精神保健福祉士。訪問介護をはじめ、特別養護老人ホーム、老人保健施設などを立ち上げ、法人内老人部門統括責任者等を経て現職。認知症ケアを中心に、30年以上、地域で取り組む高齢者福祉、障害者福祉に従事。

取材・文/山辺健史(介護ライター) イラスト/さいとうかこみ

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  • 2017年08月30日

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家族の状況把握からはじめましょう

へるぱる 2017 秋号19ページに掲載

おもな特集

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