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ホームヘルパーにできる認知症ケア

認知症ケア「困難事例対応」研修の進め方

対応の難しさの原因を認知症の利用者に求めるのではなく、自分たちが利用者を理解できているか、思いをくみ取れているかを振り返る研修に取り組みましょう。

利用者の言動の背景に何があるかを考える
今回は、対応が困難だと感じる利用者の言動の背景に何があるかを考えます。私たちのとる言動に一つひとつ理由があるように、認知症の人の言動にも、それぞれ理由があります。それを理解することが、難しいと思える事例への対応の糸口となることを理解しましょう。

「対応を困難にしているのは自分ではないか」を振り返る
対応が難しい利用者を、つい「困難事例」と呼んでしまいがちです。しかし、困難を感じているのは、むしろ利用者の方では?自分の思いに耳を傾けてくれない、なかなか理解してくれない、嫌だと思うことをしてくる。ホームヘルパーに対してそんな気持ちを抱いていても、認知症の人は言葉で伝えることができないのかもしれません。まず、利用者の立場、気持ちになって「困難」の原因、背景を考えましょう。

研修の進め方のポイント

  1. 研修の目的を伝えます。
    【ポイント】利用者を深く理解する重要性を説明
  2. ワークショップ形式で研修します。
    【ポイント】頭を柔らかくして多様な視点から考え意見を交わすことで新しい視点を得る
  3. 最後に研修内容を振り返ります。
    【ポイント】研修で気づいた視点で考えてみる

監修/服部安子
社会福祉法人浴風会ケアスクール校長。アドバンスソーシャルワーカー、社会福祉士、精神保健福祉士。訪問介護をはじめ、特別養護老人ホーム、老人保健施設などを立ち上げ、法人内老人部門統括責任者等を経て現職。認知症ケアを中心に、30年以上、地域で取り組む高齢者福祉、障害者福祉に従事。著書『認知症ケアのバイブル(仮題)』(フジメディカル出版)が12月に発行予定。

取材・文/宮下公美子

イラスト/さいとうかこみ

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  • 2017年11月22日

この記事はこの号に掲載されています

認知症ケア「困難事例対応」研修の進め方

へるぱる 2017 冬号16ページに掲載

おもな特集

  • 脱!人材不足のために[2] WEBサイトで職場の様子を伝えよう!
  • 正しい知識とプロの備えで感染症対策をしよう
  • 認知症ケア[4] 「困難事例」にどう対応しますか?

ほか

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