171227_1

ホームヘルパーにできる認知症ケア

【困難事例2】入浴をしたがらない利用者への対応

背景をもとに対応を考えよう!
入浴を嫌がる利用者の支援に入ると、「どうやってお風呂に入れるか」ということばかりを考えてしまいがちです。そうではなく、最初に考えるべきなのは、なぜその方がお風呂に入ろうとしないかです。理由次第で、当然、声かけも変わってきます。また、理由を考えていくと、時には、自宅以外での入浴が解決策になる場合もあります。

定期的な通院をうまく利用してみる
Bさんの入浴への意欲が低くなっているとしたら、週1回の通院を動機付けとして利用してみましょう。例えば、通院の前に「体をきれいにしてから受診しましょう」と声をかけてみると、すんなり入ってくれるかもしれません。

171227_2

銭湯やデイサービスでの入浴を検討する
家での入浴を嫌がる人も、銭湯や日帰り温泉に誘ったり、デイサービスのお風呂だと、抵抗なく入ってくれる場合があります。ホームヘルパーとしては、ケアプランに位置付けられていると、自宅で何とか入浴してもらおうと考えがちです。しかし、ケアの目標が入浴による清潔の保持なら、自宅以外での入浴も検討し、事業所に相談してみましょう。

監修/服部安子
社会福祉法人浴風会ケアスクール校長。アドバンスソーシャルワーカー、社会福祉士、精神保健福祉士。訪問介護をはじめ、特別養護老人ホーム、老人保健施設などを立ち上げ、法人内老人部門統括責任者等を経て現職。認知症ケアを中心に、30年以上、地域で取り組む高齢者福祉、障害者福祉に従事。著書『認知症ケアのバイブル(仮題)』(フジメディカル出版)が12月に発行予定。

取材・文/宮下公美子

イラスト/さいとうかこみ

関連記事

  • URLをメールで送る
  • このページを印刷する
  • 2017年12月27日

この記事はこの号に掲載されています

【困難事例2】入浴をしたがらない利用者への対応

へるぱる 2017 冬号20ページに掲載

おもな特集

  • 脱!人材不足のために[2] WEBサイトで職場の様子を伝えよう!
  • 正しい知識とプロの備えで感染症対策をしよう
  • 認知症ケア[4] 「困難事例」にどう対応しますか?

ほか

いま、困っているのは…

いま、人気の記事