20161114

ホームヘルパーだから気づくこと

病気と薬の知識〜排尿障害の原因と治療

排尿障害にはたくさんの種類がありますが、今回は蓄尿障害とも呼ばれる頻尿・尿失禁に焦点を合わせて説明します。

Q 頻尿の原因となる病気にはどんなものがあるの?
A 頻尿の原因として、加齢による変化もありますが、病気が原因の場合もあります。例えば膀胱がんなどの膀胱の異常や、神経疾患によるもの、尿路感染症も頻尿の原因となります。また、夜間頻尿の背景には、高血圧、心臓疾患、睡眠障害などが隠れていることもあります。さらに、男性特有の原因として前立腺肥大症、女性特有の原因として子宮筋腫などが考えられます。

Q どんな治療をするの?
A 排尿障害の原因に応じた治療を行う必要があるため、まずは診察や検査で原因を調べます。特定の病気が背景にある場合は、その治療を進めることが第一です。頻尿・尿失禁の症状自体は、運動や水分の調整などで改善されることもありますが、程度によって投薬や手術による治療を行う場合もあります。完治が難しいケースも多く、排尿の状態を継続的にチェックしながら、本人のQOLが少しでも向上するよう努めます。

Q 治療にはどんな薬を使うの?
A 原因によって異なりますが、膀胱の過度な収縮を抑える「抗コリン薬」などを用いることがあります。しかし、逆に排尿しづらくなったり、便秘といった副作用が起こったりすることもあるため、十分な注意のうえで使用します。場合によっては、薬に頼らないケアを目指すこともあるでしょう。

監修/笑顔のおうちクリニックさいたま 院長 杉浦大介
イラスト/加藤愛里(asterisk-agency)

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  • 2016年11月14日

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病気と薬の知識〜排尿障害の原因と治療

へるぱる 2016 秋号57ページに掲載

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