81歳のWさんは認知症を患う要介護2の女性。入浴への抵抗があるものの、「浴室までお連れすれば入ってくださるから」と前任者。でも、そんなに簡単にはいかず、なかなか信頼を得られずに悩んでいました。
前任者からのアドバイスで、掃除支援をしながら入浴を勧めるも関係性を築けないまま2週間。新しいアプローチを考えないと。
Wさんは自尊心の高い方。「掃除の仕方、合っていますか?」「教えていただき助かりました」など、頼ったり、褒めたりを繰り返したら距離が少し近づいた。
とにかくWさんが気分よくなるように!
訪問1カ月。浴室への誘導も“褒める”をポイントに。気持ちをのせながら「ついでに着替えませんか」「少し汚れているので」と入浴を勧めるように。
解決!
注意深く観察して、自尊心の高いWさんに合わせた言動を徹底。それを繰り返し、入浴介助につなげた。
※紹介している内容は、事実をもとに一部編集しています。
イラスト/山口まく