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誤嚥予防の場面別注意点!~服薬~

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誤嚥予防の場面別注意点!~服薬~

服薬は、“液体(水やぬるま湯など)と固体(錠剤やカプセルなど)”という、形状も、食道を落ちるスピードも異なる物を、一緒に飲み込むという、高度な行為です。そのため、嚥下(えんげ)機能が低下している利用者にとって、服薬は誤嚥(ごえん)を起こしやすい場面となります。飲んだ液体が肺のほうに入ってむせてしまうほか、錠剤が喉に詰まったり、食道に薬が残ったりすると、食道粘膜を傷つけたり、窒息につながる可能性もあります。服薬介助のときには、下記の点に注意しましょう。

また、訪問時以外にも利用者は服薬の機会がありますから、食事の際の注意点同様、利用者本人や家族に服薬時の注意点を伝えることも、ホームヘルパーの大切な役割です。

薬を飲む姿勢

薬を飲むときの姿勢に注意したり、福祉用具をうまく活用することで、誤嚥を防ぐことができます。思わずクイっと顎をあげて薬を飲んでしまわないよう、利用者への声かけも大切です。

 

堀 美智子
薬剤師。帝京大学薬学部医薬情報室を経て、1998年医薬情報研究所/ (株) エス・アイ・シー設立に参画。現在は医薬情報部門責任者。東京・八王子「公園前薬局」店頭にも立ち、生活者の視点から医薬情報を発信している。著書に『介護職必携!お年寄りの薬おたすけブック』(メディカ出版)、『処方せん・店頭会話からの薬剤師の臨床判断』(じほう)などがある。

イラスト/みやれいこ

 

この記事は『へるぱる 2018年5・6月号』に掲載されています

いよいよ、新しい介護保険制度が、この4月からスタートします。訪問介護の現場には、どんな影響があるのか? を、3・4月号から、連載形式でわかりやすく紐解いていきます。他にも、「あいまいゾーン」「老計第10号」「書類の実例集」などの人気連載に、介護食の工夫 などの特集を組み合わせ、ますます“現場で使える役立つ”へるぱる を追求していきます。

へるぱる2018年5・6月号

特集内容

巻頭特集

介護食の工夫で

食べられるものが多くなる!

研修特集1

ネット時代のプライバシー保護

個人情報を守るために

研修特集2

ホームヘルパーだからできる

認知症ケア

  • もう悩まない!
    サービス中のあいまいゾーン[第6回]
  • 基本の介助術[第2回]
    着替えをマスターしよう!
  • 「老計第10号」ポイントはここ![第2回]
  • ホームヘルパーが知っておきたい!
    医療の知識[第5回]―誤嚥とその予防―
  • 2018年 介護保険制度改正で訪問介護はどうなる?[第2回]
  • サービス提供責任者がイキイキ
    働きやすい事業所づくりの秘訣[第2回]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ ―愛すべき ヘルパーな日々―
  • 実例集[第2回]訪問介護計画書
    アセスメントを生かすコツ
  • おたよりお待ちしてます!
  • 訪問しました!
    キラキラ へる★ぱる
  • へるぱるPICK UP
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