20161228

介助術を見直そう

その介助術、合っていますか?~起き上がりのとき

Q 椎体圧迫骨折の人の起き上がりは?
尻もちをつき、椎体圧迫骨折になりました。安静を保っていましたが、退院し、起き上がりの練習を始めています。痛みの少ない起き上がりの介助方法はどれでしょうか。

[A] 下肢を先に下ろしてから、上半身を起こす
[B] 上半身を先に起こしてから、下肢を下ろす
[C] 上半身を起こしながら同時に下肢も下ろす

A 脊椎に傾きが起きないように介助する
正解は[C] 上半身を起こしながら同時に下肢も下ろすです。
まず寝返り介助で利用者の体を横向き(側臥位)にして、起き上がり動作に入ります。ホームヘルパーは利用者の肩を抱くように自分の腕を肩甲骨まで差し入れ、肘の内側で、上半身を支えます。

もう一方の腕は膝の裏側を支えます。声をかけてゆっくりと上半身を起こすと同時に、利用者の両下肢をベッドから下ろします。上半身を起こしながら、下肢を下ろすことで、脊椎に負担をかけずに起き上がることができるのです。

監修/田中義行先生

理学療法士。上川病院、江戸川医療専門学校(現東京リハビリテーション専門学校)講師、介護老人保健施設港南あおぞらを経て、現在は株式会社 大起エンゼルヘルプ、品川区立東大井地域密着型多機能ホームに在職。一般社団法人日本介護技術協会研究会会長。

取材協力/愛の家 訪問介護ステーション浦和常盤 管理者 猪股正美

イラスト/竹口睦郁

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  • 2016年12月28日

この記事はこの号に掲載されています

その介助術、合っていますか?~起き上がりのとき

へるぱる 2016 冬号9ページに掲載

おもな特集

  • 片麻痺・リウマチ・椎体圧迫骨折・パーキンソン病 症状別の配慮ポイントで介助術を見直そう!
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