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サービス提供責任者がイキイキ

働きやすい事業所づくりの具体策【2】~情報ノウハウの共有

コミュニケーションの場をつくる
女性が多い訪問介護の職場。人間関係の難しさもよく耳にします。職場でよい関係を築くのに欠かせないのは十分なコミュニケーション。たとえ相性の良し悪しはあっても、分け隔てなく誰とでも話せる場づくり、環境づくりを意識すれば、誤解から生じるトラブルを減らせます。

実践例

  • 管理者は意識的に、どのサービス提供責任者、ホームヘルパーにも、均等に声をかけます。自分だけがかやの外だという疎外感を与えない配慮です。
  • 研修や飲み会では、多くのスタッフに話を振り、皆の前で話す機会をつくります。長く勤めている人も新しく加わった人も、人となりを知ってもらうきっかけになります。
  • 飲み会の席は仲よし同士で固まらないよう、くじ引きで席を決めます。日頃、話したことがないスタッフ同士が知り合える場にしています。

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情報・ノウハウの共有
何事も1人でできることは限られているもの。難しい利用者への対応も、みんなで知恵を出し合えば解決策が見つかりやすくなります。そのために必要なのが、サービス提供責任者もホームヘルパーも、情報をオープンにして共有すること。情報を共有することで、支え合える環境をつくります。

実践例

  • 利用者のちょっとした変化、ケアの手順変更などは、個人情報に配慮しつつ、サービス提供責任者と担当ホームヘルパーの全員にメールで一斉送信。すぐに共有します。
  • 全員が集まる研修の場で、管理者から「困ってる現場ある?」と声かけ。ほかの利用者でうまくいった例を伝え合って解決策を一緒に探れば、自然と励まし合う雰囲気に。
  • 鍵をかけて保管している訪問介護サービス計画も、サービス提供責任者が互いのプランを参考にし合えるよう、見たいときに見られる環境に。競い合うのではなく、協力し合えば互いの負担が軽くなっていくことを、サービス提供責任者に実感してもらいます。

監修/日髙 淳
神奈川県横浜市で訪問介護と居宅介護支援を提供する「ステップ介護」を運営。管理者を務めつつケアマネジャーとして多くの利用者を担当。訪問介護の現場での声を現状把握、介護連携、講師等に活用している。横浜市訪問介護連絡協議会相談役。

文/宮下久美子 イラスト/藤井 恵

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  • 2018年05月23日

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働きやすい事業所づくりの具体策【2】~情報ノウハウの共有

へるぱる 2018年5・6月号63ページに掲載

おもな特集

  • 介護食の工夫で 食べられるものが多くなる!
  • ネット時代のプライバシー保護 個人情報を守るために
  • ホームヘルパーだからできる 認知症ケア

ほか

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