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ケアに生かせる書類の書き方

【アセスメント表】常に「更新」するものと考える

一度の聞き取りで完結させることにこだわらない
サービス提供責任者が実施するアセスメントでは、訪問介護の視点から、利用者の病歴や生活機能などについて情報収集します。このとき、利用者の「できないこと」だけでなく、「できること」にも目を向けながら書類をまとめていくことが重要です。

一般的なアセスメント表には多くの項目があり、初回のアセスメント時にすべての情報を不足なく収集することは難しいでしょう。無理に長時間の聞き取りを行ったり、いきなり精神面などの深い話を探ったりすると、利用者・家族の抵抗感や負担感が強く、かえって信頼関係を損なうことになりかねません。

ホームヘルパーも関わって内容の濃い情報収集を
そこで大切なのが、アセスメント表を「更新」していくことです。初対面では話しづらいことでも訪問を続けるうちにポロリと口にしてくれることや、継続して関わるなかで見えてくる&解決する課題もあるでしょう。こうした情報を追記して、徐々にアセスメント表を充実させていくことが重要なのです。

基本的にはサービス提供責任者が作成する書類ではありますが、事業所内でルールを設け、ホームヘルパーも作成に携わるようにすることも一案です。最も現場をよく知るホームヘルパーが積極的に関与してこそ、内容の濃いアセスメントが可能になるからです。

本誌では初回のアセスメントからホームヘルパー→サービス提供責任者と追記のサンプルを掲載していますので、「更新」のしかたがよくわかります。

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監修/柴田範子
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト事業所「くじら雲」を運営する。神奈川県社会福祉審議会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。

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  • 2019年05月03日

この記事はこの号に掲載されています

【アセスメント表】常に「更新」するものと考える

へるぱる 2019年5・6月号26,27ページに掲載

おもな特集

  • 要介護度をあげないために 高齢者の栄養を考えよう
  • 初心とプロ意識を忘れない 「接遇」の心得
  • 読み手に伝わる、ケアに生かせる書類の書き方 例文つき

ほか

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