20161123

介助術を見直そう

片麻痺・リウマチの特性に合わせた介助

片麻痺
どんなことが起こる
最も注意したいのは脳血管障害の再発です。片麻痺があり、高血圧や動脈硬化などの基礎疾患がある場合は、再発の可能性が高い状態です。脈拍や血圧の上昇につながるような動作はできるだけ避けましょう。

介助のポイントは

  1. 非麻痺側に頼った動作を続けていると、麻痺側にも筋緊張が高まって(連合反応といいます)、麻痺側の動作がさらに行いにくくなったり、拘縮(こうしゅく)が進行したりします。ホームヘルパーは「自立支援」にこだわらず「適切」な介助を行いましょう。
  2. 力む、踏ん張る、などの動作は避けるようにします。

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リウマチ
どんなことが起こる
日常生活を送っているだけで、関節が破壊され、変形が進行します。とくに指先は変形しやすく、左右どちらかに偏かたよった動作は「ボタンホール変形」「スワンネック変形」「尺側偏位(しゃくそくへんい)」という変形を引き起こします。

介助のポイントは

  1. 左右どちらかを偏って使っていると、使っていた側の変形が進みやすくなります。左右均等に負荷がかかるように介助しましょう。
  2. 手すりなどにつかまってもらう介助は、手指の痛みを助長することがあるので気をつけます。残存機能を活用するつもりでも、骨の変形や痛みを増幅させないためには、手すりなどを利用しないほうがよいこともあります。

監修/田中義行先生

理学療法士。上川病院、江戸川医療専門学校(現東京リハビリテーション専門学校)講師、介護老人保健施設港南あおぞらを経て、現在は株式会社 大起エンゼルヘルプ、品川区立東大井地域密着型多機能ホームに在職。一般社団法人日本介護技術協会研究会会長。

取材協力/愛の家 訪問介護ステーション浦和常盤 管理者 猪股正美

イラスト/竹口睦郁

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  • 2016年11月23日

この記事はこの号に掲載されています

片麻痺・リウマチの特性に合わせた介助

へるぱる 2016 冬号6ページに掲載

おもな特集

  • 片麻痺・リウマチ・椎体圧迫骨折・パーキンソン病 症状別の配慮ポイントで介助術を見直そう!
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