この特集で紹介している「5つの備え」の中で、もっとも力を入れて欲しいのが
備え①地域とのつながりを日頃から作っておこう
です。想定外の災害時では、日頃、どれだけしっかり備えていても、1事業所だけでは対応できない事態が起こるからです。
そのため、日頃から自治体や医療機関、ボランティア団体など、地域にある社会資源との「顔の見える関係作り」が大切です。
具体的な取り組みとしては
●近隣の介護サービス事業者との交流
●地域の行事や活動への参加
●避難訓練や防災訓練への参加
●地域で備蓄品を共有
などがあります。
本誌では、それぞれの取り組みについて、具体的に何をすればよいのか詳しく紹介しています。
監修・執筆/渡邊智仁
ぱんぷきん株式会社 代表取締役社長。「民間事業者の質を高める」一般社団法人 全国介護事業者協議会 東北地区担当理事。介護支援専門員。ぱんぷきん株式会社常務取締役として事業統括をしていた2011年に東日本大震災が発生。現在は、「地域の再生と経営の強化」をテーマに介護保険サービスの他、多業種と連携した生活支援や介護予防サービスなども手がけている。
イラスト/細川夏子