新型コロナウイルスの感染拡大により、利用者に口腔ケアを行うことを不安に感じている人も介護職のなかにはいるのではないでしょうか。残念ながら、感染のリスクがないとはいえない行為ですが、コツを知ることでそのリスクを極力減らすことは可能です。ポイントを押さえながら紹介します。
「口は感染症の入り口であり出口である」という言葉があります。
新型コロナやインフルエンザなどのウイルスは、感染している人の唾液に混入していることがわかっていますから、歯磨きなどの口腔ケアで感染を予防するためには、唾液に直接触れないよう、飛沫を浴びないよう注意する必要があります。
本誌では、ホームヘルパーが気をつけるべきポイントを実際のケア提供場面ごとに感染対策を中心に追っていきます。ぜひ、動作のひとつ一つを確認して、事業所のみなさんで共有してください。
監修/篠原弓月
訪問歯科衛生士。口腔栄養サポートチーム レインボー代表。要介護高齢者の在宅や施設を訪問し口腔ケアや摂食嚥下リハビリテーションに従事するほか、口腔ケアや口腔機能低下予防の普及活動や、歯科衛生士教育に携わる。
イラスト/ホンマヨウヘイ
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口腔ケアで感染症にかからない&かからせない②
この記事は『へるぱる 2021年1・2月号』に掲載されています
巻頭特集は「看取りケアを支えられるホームヘルパーに」。実際に経験された方も、経験されたことのない方も、特別なことだと思うことが多いのではないでしょうか。監修の松井奈美先生は、「いつものケアの延長線上に考えてほしい」とおっしゃいます。利用者の自立を目指し、よりよい暮らしをサポートするという、訪問介護に求められる本質は変わらないのだから、と。そのうえで、家族や他の職種と連携していくことや、変化していく利用者の状態に応じた支援ができるよう、知識や心構えを身につけ、その日が来た後には、ホームヘルパー自身の心のケアも大切です。『へるぱる』では、今号を「心構えと気持ちのケア編」とし、次々号の5・6月号では具体的な身体介護の方法などをお伝えする予定です。あわせて活用していただければ、と思います。
また、研修特集①は「コロナ禍だからこそ大切にしたい“口腔ケア”」です。口は感染症の入り口であり出口である、と言われています。感染を恐れる気持ちから口腔ケアの訪問サービスを遠ざけたり、歯科受診をためらうことによって高齢者の全身状態が悪化することが心配されています。注意すべき点をしっかり押さえて、ホームヘルパーも利用者も感染症にかからない&かからせないための注意点をおさえましょう。
研修特集②は「利用者の権利も守る! よりよいサービスは倫理・法令遵守から」です。イラストなどを豊富にわかりやすく解説します。
発売日 2020年12月1日 定価 1,940円(本体1,764円+税10%)
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看取りケアを支えられるホームヘルパーに
-心構えと気持ちのケア編-
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コロナ禍だからこそ大切に
口腔ケアで感染症にかからない&かからせない
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利用者の権利も守る!
よりよいサービスは倫理・法令遵守から
- やってしまいがちな実例で考える
介助術[第6回]
- 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
老計第10号[第12回]
- 働きやすい職場づくり[第6回]
- 事例から考える
あいまいゾーン[第10回]
- 高齢者の薬&生活への影響[第4回]
- 障害のある人への支援
- 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
知っとこ! 介護ニュース
- ホームヘルパー奮闘体験
- 愛すべきヘルパーな日々
- 実例でわかる、応用できる!
訪問介護の書類の書き方
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- キラキラ へる★ぱる
- へるぱるPICK UP
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