過去に一度、へるぱるで「ハラスメント」をテーマに記事をお届けしたことがあります(2019年11・12月号)。その時に、読者の皆様から高い反響をいただきました。「よくぞ取り上げてくれた」「泣き寝入りしなくていいんですよね」。
慢性的な人材不足の介護業界において、介護現場での、主に利用者や家族からの“ハラスメント”は、離職の大きな原因の1つと言われています。正解のない難しい問題ですが、へるぱるでは、今号から一年間、この問題を丁寧に取り上げて考え、対応を検討していきたいと思います。
上のイラストには、多くの方から上げられた、実際に現場であった出来事を取り上げています。
これは、ハラスメントだと思いますか?
本誌では、この解説をはじめ、ハラスメント問題の捉え方について考えます。
監修・執筆/宮下公美子
社会福祉士、公認心理師、臨床心理士。高齢者介護を中心に、地域づくり、認知症ケア、介護現場でのハラスメント等について取材する介護福祉ライター。できるだけ現場に近づき、現場目線からの情報発信をすることがモットー。取材活動をしつつ、社会福祉士として認知症のある高齢者の成年後見人、公認心理師・臨床心理士として神経内科クリニックの心理士、また、某市の介護保険運営協議会委員も務める。著書に、『介護職員を利用者・家族によるハラスメントから守る本』(日本法令)などがある。
イラスト/尾代ゆうこ
この記事は『へるぱる 2021年3・4月号』に掲載されています
巻頭特集は「怒りとうまくつき合う! 訪問介護職のためのアンガーマネジメント」。日々の業務や暮らしの中で“怒り”がこみあげてくることは、誰しもあるでしょう。怒りの感情自体は決して悪いものではありません。大切なのは、怒りを理解して、怒りの感情とうまくつき合うこと。怒りの感情のピークは数秒間、と言われています。その間をやり過ごすための自分なりの方法をみなさんは持っていますか? お気に入りの言葉を唱えてみたり、手をグーパーさせたり。これはほんの一例です。本誌では、他にも怒りとうまくつき合うための具体的な方法を紹介しています。
研修特集①は「接遇」。もし、あなたが訪問介護を利用することになったら、ホームヘルパーにどんなことを望みますか? どんな人には家に入ってもらいたくないですか? こうした視点から、改めて接遇とは、を利用者目線で考えていきます。
研修特集②は「ケアマネ&サ責の仕事を知ろう」、そして人気の「あいまいゾーン」「老計第10号」「簡単レシピ」などの連載を始め、「感染症にかからないための介助術」「利用者・家族からのハラスメント」などの新連載もスタートし、盛りだくさんの内容です。2021年度も、へるぱるは訪問介護職のみなさまのお役に立てるような記事をお届けします。
発売日2021年2月1日 定価2,000円(本体1,819円+税10%)
-
-
怒りとうまくつき合う!
訪問介護職のためのアンガーマネジメント
-
-
自分がサービスを受けるとしたら……
接遇は利用者目線で考えよう
-
-
連携することでよりよいサービスを!
ケアマネ&サ責の仕事を知ろう
- うつらない うつさない
介助術 新型コロナウイルス感染症予防の観点から[第1回]
- 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
老計第10号[第13回]
- コロナ禍における
働きやすい職場づくり[第1回]
- 事例から考える
あいまいゾーン[第11回]
- 高齢者の薬&生活への影響[第5回]
- 利用者・家族からのハラスメント[第1回]
- 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
知っとこ! 介護ニュース
- ホームヘルパー奮闘体験
- 愛すべきヘルパーな日々
- 実例をもとに考える
訪問介護の書類の書き方
- バックナンバー販売店リスト
- へるぱるフレンド大募集
- キラキラ へる★ぱる
- へるぱるPICK UP
- 高齢者でも食べやすい
電子レンジで簡単レシピ
- アンケートハガキの回答でQUOカードプレゼント!
- 年間購読お申し込みでプレゼント
年間購読はコチラから
紙版を買う
デジタル版を買う
- 書店によってはお取り扱いが無い場合がございます。あらかじめご了承ください。
- デジタル版は紙の雑誌と内容が異なる場合や掲載されないページがある場合がございます。また、印刷はできません。あらかじめご了承ください。
お知らせ/新着記事一覧