買い物支援で食品を購入する際、「肉や魚介などは傷まないよう、最後に購入する」という対応を、多くの人が実践しているでしょう。ところが、持ち帰る際の注意点が抜け落ちているケースが見られます。
夏場は、自転車のカゴや車のシートが高熱になりがちです。せっかく最後に購入しても、そこに生鮮食品を置けば一気に温度が上昇してしまいます。保冷剤やスーパーにある保冷用の氷で冷やすなど、帰り道も食品の温度を上げない工夫をしましょう。もちろん、保冷バッグを活用するのもおすすめです。
本誌では、ホームヘルパー目線での食中毒予防に関する注意点を多数紹介しています。冷蔵庫や電子レンジの豆知識など、役立つコラムも充実! 楽しく学べる「食中毒予防」の研修特集になっています。
監修/竹内洋子
社会福祉法人 世田谷区社会福祉事業団訪問サービス課 管理栄養士。訪問看護ステーションとホームヘルプサービスで食のアドバイザーを担当。日本栄養士会認定栄養ケア・ステーション「eatcoco(イートココ)」のメンバーとして、地域の食と栄養を支える活動もおこなっている。
取材・文/佐藤ゆかり
イラスト/細川夏子
関連記事
利用者の健康を守る! 食中毒予防①
この記事は『へるぱる 2021年5・6月号』に掲載されています
巻頭特集は「看取りケアを支えられるホームヘルパーに② ~訪問介護職ができる身体介護編~」。2021年1・2月号で大きな反響をいただいた「看取りケア① ~心構えと気持ちのケア~」に続く第2弾です。「医療職ではない自分たちに、看取りケア、それも身体介護は難しいのでは」と思っている介護職の方もいるかもしれません。ですが、利用者や家族を最も近くで支え観察し、関わる他職種に“必要な情報を伝える”ことも大切な身体介護です。今号の巻頭特集では、その観点から病気によって異なる患者の傾向を学び、ほかにも「むくみ」「不眠」「皮膚トラブル」などの症状と介護のポイントなども具体的に解説しながら、看取りケアに関わる専門職としてのホームヘルパーの役割を考えます。また、巻末には「高齢者の皮膚トラブル」を掲載。褥瘡、スキン-テアなど、高齢者に多い皮膚の状態を写真付きで解説します。特集とあわせて、ケアの参考にしていただけたら、と思います。
研修特集としては、気温の高くなる季節にリスクが高まる「食中毒予防」、どうしても無くならない「クレーム・苦情対応」の2つを掲載。今号も豊富な内容で、研修や日々のケアに役立つテーマを厳選しました。
『へるぱる』は、おかげさまで創刊から5周年目を迎えました。「うちの事業所の1年の研修計画は、へるぱるの年間計画を見てから決めることにしているよ」と、訪問介護事業所の方に言っていただけるようになり、少しはお役に立てているのかな、と編集部一同、感謝と嬉しさで一杯です。1年以上続いているコロナ禍においても、最前線で介護の現場をプロとして誇り高く支えていらっしゃる皆様に、取材でお会いするたびに尊敬と感謝の気持ちを抱きます。そんな皆様にとって有益な情報をお届けし続けられるよう、これからも精一杯、誌面を作ってまいりたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
発売日 2021年4月1日 定価 2,000円(本体1,819円+税10%)
-
-
看取りケアを支えられるホームヘルパーに②
訪問介護職ができる身体介護編
-
-
知識と工夫で利用者の健康を守る!
食中毒予防
-
-
予測し、ルールを作り、備える
クレーム・苦情対応
- うつらない うつさない
介助術 新型コロナウイルス感染症予防の観点から[第2回]
- 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
老計第10号[第14回]
- コロナ禍における
働きやすい職場づくり[第2回]
- 事例から考える
あいまいゾーン[第12回]
- 高齢者の薬&生活への影響[第6回]
- 利用者・家族等からのハラスメント[第2回]
- 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
知っとこ! 介護ニュース
- 愛すべきヘルパーな日々
- 実例をもとに考える
訪問介護の書類の書き方
- バックナンバー販売店リスト
- へるぱるフレンド大募集
- 高齢者の皮膚トラブル
- 高齢者でも食べやすい 時短レシピ
- アンケートハガキの回答でQUOカードプレゼント!
- 年間購読お申し込みでプレゼント
年間購読はコチラから
紙版を買う
デジタル版を買う
- 書店によってはお取り扱いが無い場合がございます。あらかじめご了承ください。
- デジタル版は紙の雑誌と内容が異なる場合や掲載されないページがある場合がございます。また、印刷はできません。あらかじめご了承ください。
お知らせ/新着記事一覧