上の5つは、接遇における「5つの原則」と呼ばれ、サービス業全般で大切と考えられています。それは介護サービスでも変わりません。ただし、勘違いしてはいけないのは、「接遇=礼儀作法」ではないということです。
接遇は、簡単にいえばお客様に“おもてなしの気持ち”を伝える方法のことです。介護においても、利用者が安心してサービスを受け、その人らしく豊かな生活を送るために、また介護者がスムーズに介護を行ううえで重要です。
5つの原則は、そのために必要な接遇の基本となりますが、意外とできていない人が多いものです。再度確認していきましょう。
監修/濱島しのぶ
株式会社しのコーポレーション代表取締役。接遇アドバイザー。全日本空輸(ANA)株式会社客室乗務員、特別養護老人ホーム介護主任兼教育担当等を経て、2007年より現職。文/元井朋子 イラスト/尾代ゆうこ