訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

利用者との会話におけるプライバシーへの配慮

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利用者との会話におけるプライバシーへの配慮

日常会話のなかにも膨大な個人情報がある

訪問中に家庭内の状況を直接目にし、利用者や家族と日常会話を重ねるなかで、意図せずともホームヘルパーは数多くの個人情報を手に入れています。まずは、利用者が本来は知られたくないような情報を取り扱う立場だという意識を持ち、その秘密を守ることも職務のうちであることを忘れないようにしましょう。

また、ケアの質を上げるために知りたいことがあったとしても、それが利用者にとっては「他人に言いたくないこと」である可能性も考え、情報収集は慎重におこなう必要があります。

利用者との会話のポイント

  • 利用者との会話などで知ったことは、すべて個人情報であることをしっかり認識する。
  • 利用者や家族が答えたくないような内容を無理に聞き出さない。
  • ケアに必要な情報も、日常会話を通して長期的な視野で集める。
  • 事情聴取のように、利用者の目の前でメモを取ることは避ける。

訪問前後の会話にも注意しよう!

サービス提供責任者による同行やホームヘルパー2人体制での訪問時、サービスの前後に、利用者宅の近くでちょっとした打ち合わせなどをすることがあるかもしれません。

しかし、それを偶然目にした利用者が「自分のことを話しているのかも」と思い、クレームにつながったケースがあります。利用者のことを外で話すのはもちろん避けるべきですが、それ以外の話題でも、訪問先の近くで会話するのは望ましくないといえるでしょう。

本誌ではプライバシーを配慮した介護記録の書き方のポイント、ワークショップのしかたなど役立つ情報を多数案内しています。

 

監修/株式会社ツクイ ツクイ横浜緑

上梶麻紀子
介護福祉士、介護支援専門員。訪問介護・居宅介護支援の管理者を務めるほか、相談支援専門員としても利用者を支える。

二宮葉月
介護福祉士。訪問介護事業限定管理者・サービス提供責任者を務めながら、研修計画や資料作りも担当。

イラスト/舩附麻衣

この記事は『へるぱる 2019年3・4月号』に掲載されています

巻頭特集は、「利用者とのコミュニケーションを見直そう」。訪問介護という仕事ならではの利用者との関係作りのコツを、実例をあげながら解説します。他にも、「医療の現場に聞く 感染対策」と、「プライバシーの保護」を、研修特集としてお届け。

老計第10号の解説、身体介助術、料理レシピ、書類の実例集、などの好評連載も、更にパワーアップしました! 読者からの要望が多かった“障害福祉サービス”についての連載もスタートします!

へるぱる2019年3・4月号

特集内容

巻頭特集

利用者との

コミュニケーションを見直そう!

研修特集1

医療の現場に聞く

感染対策これが大切!

研修特集2

利用者目線で考える

プライバシーの保護とは?

  • 症状別介護の基本[第1回]
    ─パーキンソン症状─
  • 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
    老計第10号[第1回]
  • 事例から考える
    あいまいゾーン[第1回]
  • これからのホームヘルパーに求められる
    服薬の知識[第1回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け
    知っとこ! 介護ニュース
  • 知っておきたい
    障害者への支援 いろはの“い”
  • こうしたらうまくいった!
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