災害が起こった場合でも、影響を最小限に抑えて業務を続けられるように準備し、対応策を決めておくことが介護事業者に求められています。その計画書・マニュアルとなるのがBCP(業務継続計画)です。2024年度から、すべての介護サービス事業者にBCPの策定とそれに基づく研修・訓練が義務化されることは既にご存じでしょう。
BCPは災害によって起こる様々な困った事態から、利用者やホームヘルパー、そして事業所や雇用を守るものです。そのため、本当に役立つBCPを作るには、利用者のことを最もよく知るホームヘルパーの協力が必要といえます。
そこで、『へるぱる7・8月』では、管理者やサービス提供責任者だけでなく、ホームヘルパー1人ひとりに考えてもらいたいことをわかりやすく取り上げました。ぜひ、ご覧いただき、事業所内研修にお役立てください。
監修/渡嘉敷唯之
株式会社CoAct(コアクト)代表。介護・福祉事業所のBCP策定支援、地域防災の支援、BCP関連の冊子作成・販売やeラーニング、災害時の相互支援システムの開発などに取り組む。数多くのBCP策定セミナーの講師を務め、しずおか福祉BCM研究会ではアドバイザーとして活動。https://coact1.jimdo.com/
イラスト/関上絵美
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