訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

「虐待」かもしれないと感じた時どうする?

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「虐待」かもしれないと感じた時どうする?

「“虐待かもしれない”と感じたら通報や相談をしなければならない」と頭では理解していても、いざその現場に遭遇すると誰しも躊躇してしまいます。『へるぱる』の読者からも「実際に虐待と思われる場面を見ると戸惑ってしまう」「どのタイミングで通報すればいいか迷う」という声が多く寄せられました。虐待は、精神的な問題、複雑な人間関係、経済的な問題、孤立、介護疲れ、ストレスなど様々な要因が複雑に入り組んでいますから、ホームヘルパーが1人で判断する必要はありません。どうすればいいのか、研修を通して考えていきましょう。

なぜ躊躇してしまうのでしょう。例えば、「もう少し様子見して、確信してからでもいいかも」「間違いだったらどうしよう」「通報したのが私だとバレてしまったら」と思ってしまうのではないでしょうか。これは、実際に訪問介護職からあげられた、躊躇してしまう理由ですが「その心配はする必要がないので、ためらわないでください」と監修の川村先生。本誌ではその理由をわかりやすく解説していきます。

そうはいっても、迷ってしまうという方へ。今号のへるぱるでは、実例を基に5段階に分けて、場面ごとに、どう思うか、自分ならばどこの段階で相談するか、事業所内の皆で考えていけるようなワークショップのページを設けました。コロナ禍において、外から見えにくい虐待が増えているともいわれています。ぜひ、気づきのきっかけを事業所内のみなさんで考えていただければ、と思います。

監修/川村孝俊
一般社団法人 権利擁護支援プロジェクトともす代表理事。川村社会福祉士事務所代表。自治体で高齢者・障害者福祉に携わる。高齢者虐待対応や成年後見制度等の権利擁護支援に関する講演や研修もおこなう。認知症高齢者の後見人としても活動している。

 

イラスト/柴田やすか

この記事は『へるぱる 2023年1・2月号』に掲載されています

冬は寒さや乾燥などで体調を崩しやすく、高齢者にとって過酷な季節です。巻頭特集の「ホームヘルパーは何を知っておくべき? 高齢者の冬の健康管理」では、利用者に体調を保ってもらうために大切なこと、ホームヘルパーが知っておくべきこと&できることを、訪問診療に長年尽力されてきた和田忠志先生が、現場で応用できるポイントを絞ってわかりやすく解説します。
研修特集は、利用者が子どもの頃や若かり頃を過ごした昭和30~40年代を豊富な写真と共に解説する「利用者の生活歴を知る -昭和時代とは-」、そして「虐待かもしれないと感じた時どうする?」を掲載。また、介助術、あいまいゾーン、奮闘体験、書類の書き方など現場で役立つ記事満載でお届けします。

 

発売日 2022年12月1日 定価 2,090円(本体1,900円+税10%)

へるぱる2023年1・2月号

特集内容

巻頭特集

ホームヘルパーは何を知っておくべき?

高齢者の冬の健康管理

研修特集1

利用者の生活歴を知る
-昭和時代とは-

研修特集2

利用者も養護者も守るために

虐待かもしれないと感じた時どうする?

  • 腰痛・感染症・事故etc…から
    自分を守る! 介助術[第6回]
  • 老計第10号からひもとく
    訪問介護計画書の考え方と書き方[第10回]
  • あらためて学ぼう!
    サービス提供責任者のお仕事[第6回]
  • 話題のテーマを実例から考える
    今、現場が知りたい あいまいゾーン[第6回]
  • 高齢者の薬&生活への影響[第16回]
  • 自分も職員も大切にしていますか?[第5回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
    知っとこ! 介護ニュース
  • こうしたらうまくいった!
    奮闘日記
  • 愛すべきヘルパーな日々
  • 実例から考える
    訪問介護の書類の書き方
  • バックナンバー販売店リスト
  • 昭和の思い出アルバム
  • へるぱるPICK UP
  • 高齢者が食べやすい 免疫力を高めるレシピ
  • 介助中にぴったりな室内履きプレゼント!
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