訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

訪問介護で傾聴と要約を大切にする技術

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訪問介護で傾聴と要約を大切にする技術

私たちが訪問介護で支援する利用者の大半は要介護の高齢者です。その人たちに対し、どのような視点で、どのように接するべきか─。まずは基本となる知識や考え方を押さえておきましょう。

傾聴

コミュニケーションにおいて、“相手の話を聴くこと”は基本中の基本。傾聴することで、相手は「もっと話したい」という気持ちになります。その結果、利用者の知らなかった内面を深く理解することができます。

また、同時に信頼関係が生まれ、よそよそしかった関係が一気に改善されることもあります。

要約

要介護状態にある高齢者の多くは、自分の思いや気持ちをうまくまとめて話すことが苦手な場合がよくあります。ですから、私たちは利用者が何を伝えようとしているのかを汲み取り、話の区切りがついたタイミングを見計らって、「わかりました。おっしゃりたいことは、○○○ということですね」など、利用者が言わんとすることを簡潔にまとめて伝えるようにしましょう。要約が的を射ていれば、ここでも信頼関係が増幅します。

要約が難しい場合や、利用者自身が簡潔に伝えることができた場合は、その言葉をそのまま“繰り返す”ことも有効です。利用者が伝えたいポイントのみをそのまま繰り返します。

何度も機械的に繰り返すのはNG
「バカにされている」「子ども扱いされている」といった感じを与えてしまいます。乱用はせず、あくまでも話のポイントのみを繰り返すよう、気を付けましょう。

本誌では多数の事例を挙げて利用者支援の際に求められる接し方をご紹介しています。

 

監修・執筆/能本守康
介護福祉士、主任介護支援専門員、相談支援専門員、日本ケアマネジメント学会認定ケアマネジャー、日本介護支援専門員協会常任理事、(株)ケアファクトリー代表取締役などを務める。著書に『Q&A 訪問介護サービスのグレーゾーン 改訂版』(ぎょうせい)などがある。

イラスト/フジサワミカ

この記事は『へるぱる 2019年3・4月号』に掲載されています

巻頭特集は、「利用者とのコミュニケーションを見直そう」。訪問介護という仕事ならではの利用者との関係作りのコツを、実例をあげながら解説します。他にも、「医療の現場に聞く 感染対策」と、「プライバシーの保護」を、研修特集としてお届け。

老計第10号の解説、身体介助術、料理レシピ、書類の実例集、などの好評連載も、更にパワーアップしました! 読者からの要望が多かった“障害福祉サービス”についての連載もスタートします!

へるぱる2019年3・4月号

特集内容

巻頭特集

利用者との

コミュニケーションを見直そう!

研修特集1

医療の現場に聞く

感染対策これが大切!

研修特集2

利用者目線で考える

プライバシーの保護とは?

  • 症状別介護の基本[第1回]
    ─パーキンソン症状─
  • 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
    老計第10号[第1回]
  • 事例から考える
    あいまいゾーン[第1回]
  • これからのホームヘルパーに求められる
    服薬の知識[第1回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け
    知っとこ! 介護ニュース
  • 知っておきたい
    障害者への支援 いろはの“い”
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
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