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福祉用具を使った1人ひとりの介助術【介護ベッド】

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福祉用具を使った1人ひとりの介助術【介護ベッド】

介護ベッドの底板は3〜5枚に分割され、それぞれがモーターによって動くことで背上げや膝上げなどの機能を支えています。介護ベッドの機能を効果的に使うには、まず、「寝位置が正しいかどうか」という視点で、使う前に利用者の寝位置を確認することが大切です。ずれた寝位置のまま操作してしまうと、背上げ時に強い圧迫が生じたり、いわゆる「ずっこけ姿勢」になったりしてしまいます。またある施設では、正しい寝位置を確認するよう指導したことにより半年後、介護ベッドからの転落事故の件数が1/3になったということがありました。これは別の見方をすると、不適切な寝位置によって多くの転落事故が起こっていたということです。介護ベッドは利用者の身体の状態に合わせ、利用者が目標にしている生活を実現するために選ばれたものです。正しく使うようにしましょう。

誌面では、利用者が実際に介護ベッドを使用している写真も多数掲載して実例を紹介し、詳しく解説をしています。ぜひ、参考にしてください。

監修/市川洌
早稲田大学理工学部卒業。東京都補装具研究所、東京都福祉機器総合センターで福祉機器の研究等に従事したのち福祉技術研究所株式会社を設立。高齢者・障害者に対する各種福祉用具支援やコンサルティング、福祉関連従事者に対する福祉用具支援を中心とした講習会・講演等を積極的におこなっている。著書に『ひとりひとりの福祉用具─福祉用具支援概論─』(日本工業出版)、『滑らせる介助の技術 スライディングシート・トランスファーボードの使い方』(中央法規出版)など多数。

 

イラスト/藤田侑巳

この記事は『へるぱる 2023年5・6月号』に掲載されています

介護過程において「アセスメント&モニタリング」は、ケアの基礎としてとても重要なものですが、決まった様式が存在せず、「これでよいのか?」「何がポイントか?」など、悩みやすい工程と思われる方も多いのではないでしょうか。今号の『へるぱる』では、この悩みの解決につながる考え方を特集「アセスメント&モニタリング 4つの心がけ」でご紹介します。
研修企画は「プライバシーの保護」「食中毒予防」の2本。特に食中毒予防は、この時期に欠かせないテーマではないでしょうか。前号から初めて登場した、研修のすすめ方ガイドページも更に使いやすくなりました。
その他にも、「あいまいゾーン」「〇×で読み解く老計第10号」「福祉用具を使った介助術」「奮闘体験」「料理レシピ」など現場で役立つ記事満載でお届けします。

 

発売日 2023年4月1日 定価 2,090円(本体 1,900円+税10%)

へるぱる2023年5・6月号

特集内容

巻頭特集

すべてのケアの基礎だから改めて考える

アセスメント&モニタリング 4つの心がけ

研修特集1

利用者・家族の声から考える

プライバシーの保護

研修特集2

基本を守って利用者を守る!

食中毒予防の3原則

  • 福祉用具を使った 1人ひとりの介助術[第2回]
  • 〇×で読み解く! 老計第10号[第2回]
  • あらためて学ぼう!
    サービス提供責任者のお仕事[第8回]
  • 法令等で割り切れないテーマもお助け
    あいまいゾーン
  • 自分自身と向き合おう[第1回]自分自身を知る
  • ホームヘルパー奮闘体験
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
    知っとこ! 介護ニュース
  • 愛すべきヘルパーな日々
  • 実例から考える
    訪問介護の書類の書き方
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