時間や手間がかかると敬遠されることも多い書類づくりですが、よいお手本で学びながら要点をつかんでいけば、効率よく意義深い内容に仕上げることができます。ここでは、ある利用者の事例をもとにした、訪問介護において重要な5つの書類をご紹介。書き方のポイントを、具体的な文例とともに解説します。
今号ではKさん(89歳)の書類を取り上げます。下に掲載しているのは、サービス提供記録。自由記述欄の記述例は、改善例と共に「やってしまいがちな書き方」を掲載しています。
本誌では、他にKさんの「アセスメント表」「訪問介護計画書」「手順書」「モニタリングシート」を取り上げています。他事業所の書類を見る気持ちで読み込んでみてください。
監修/柴田範子(しばた・のりこ)
NPO法人「楽」理事長として、「小規模多機能型居宅介護 ひつじ雲」、「身体障害グループホーム ひつじ雲」を運営する。川崎市高齢者保健福祉計画策定推進委員、川崎市住宅政策審議会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。