ホームヘルパーのケアのひとつに「服薬介助」がありますが、薬のことを勉強する機会はなかなかありません。
医療職ではないので、薬学的な専門知識まではもつ必要はありませんが、医療との連携のためにもポイントを知っておきたいこともありますね。
この連載では、利用者がよく使う薬や病気の情報をQ&A形式で紹介します。
『へるぱる 2024 3・4月』で取り上げるのは「抗ウイルス薬」。
抗菌薬・抗生物質・抗ウイルス薬、の違いについて、理解しているでしょうか? へるぱるでは、混同されがちなこの薬の違いを、わかりやすく解説します。
- そもそも抗ウイルス薬ってなんだろう?
- ウイルスを原因とする病気にはどんなものがあるの?
- エタノール消毒薬は、ウイルスすべてに効果があるの?
といった疑問にわかりやすく答えていきます。誌面では他にも、高齢者に多くみられる、ウイルスによる疾患の特徴や、ケアする際の注意点も解説。コロナ禍でウイルスについて詳しくなったと思う方も、改めて確認してみてください。次号『へるぱる 2024 5・6月』では、<抗菌薬>について取り上げる予定です。
監修/堀美智子
薬剤師。帝京大学薬学部医薬情報室を経て、1998年医薬情報研究所/(株)エス・アイ・シー設立に参画。現在は医薬情報部門責任者。東京・八王子「公園前薬局」店頭にも立ち、生活者の視点から医薬情報を発信している。著書に『介護職必携! お年寄りの薬おたすけブック』(メディカ出版)、『処方せん・店頭会話からの薬剤師の臨床判断』(じほう)などがある。
イラスト/佐藤加奈子