コンビニに介護相談窓口やサロンスペースを併設
ローソンが顧客や地域住民の健康生活全般をサポートする取り組みを始めたのは2000年8月から。当初は病院内にコンビニを併設した「ホスピタルローソン」や、おいしくて健康な食を基軸にした商品を取りそろえた「ナチュナルローソン」を展開していました。その後、2015年4月には全国で初めて、介護相談窓口やサロンスペースを併設した「ケアローソン」を埼玉県川口市に開業しました(ローソン川口末広三丁目店)。
ケアローソンの主な特徴
- ケアマネジャーや介護相談員が常駐する窓口を店内に併設
- 介護予防の情報や自治体・地域のサークル、イベント情報などを提供するサロンスペースを設置
- 介護関連商品やシニア世代になじみのある菓子、日用品、雑誌・書籍などが充実
※店舗によりサービス内容は異なります
全国に18店舗を展開、昨年は都内初の「ケアローソン」も
「ケアローソン」はその後も出店を続け、2018年には東京都・神奈川県にも進出。現在は全国に18店舗を展開しています(2018年11月現在)。
今後について、同社広報室は、「ケアローソンは、これからも地域の事業者の方々や行政などと連携し、店舗でのイベント(食の勉強会や体操教室など)を通じて認知度を高めるとともに、地域のみなさんが安心して暮らせる拠点づくりをおこなっていきたい」としています。
監修/高室成幸
ケアタウン総合研究所代表。全国の市区町村、ケアマネジャー団体、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどで講演するほか、施設長や管理職向けに人材マネジメントの研修も行う。著書に『30のテーマでわかる!地域ケア会議コーディネートブック』(第一法規)他多数。