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在宅医療の専門医に聞く 高齢者に多い病気と既往症②

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在宅医療の専門医に聞く 高齢者に多い病気と既往症②

医療との連携のためにホームヘルパーが心がけたいこと

病気の種類に限らず、介護職が全般的に心がけておきたいことがいくつかありますが、もっとも大切にしたいのは、「一人ひとりをしっかり見る」ということです。そのうえで、

  • 「いつもと違う」に気づくこと
  • 体調変化のサインとなる情報を共有する
  • 言葉にできない痛みや苦しみに目を向ける

この点を意識して向き合いましょう。そして、

チームで利用者を守るために医療のことは医療職に任せる

病気の診断、治療方針の決定、投薬、検査などについては、医療職が本人の状況を踏まえて考えるものです。介護職が勝手に判断したり、アドバイスをしたりすると、利用者は混乱してしまうので避けましょう。「チームで利用者を守る」ことを意識して、介護職だからこそできることに力を注ぐことが大切です。

監修/遠矢純一郎
桜新町アーバンクリニック院長。総合内科専門医、日本在宅医学会指導医、スウェーデン・カロリンスカ医科大学 認知症ケア修士。1992年鹿児島大学医学部卒業。大学病院・公立病院などの勤務を経て、2000年用賀アーバンクリニック副院長。2004年から在宅医療に取り組み、2009年より現職。東京・世田谷を中心に、多職種チームによる在宅医療を実践している。主要著書に『引ける!わかる!高齢者の急変時対応』(技術評論社)がある。

 

イラスト/ササキサキコ

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この記事は『へるぱる 2024年7・8月号』に掲載されています

近年、話題になることの多いカスタマーハラスメント(カスハラ)。利用者宅でサービスをおこなう訪問介護は、他の人の目が届きにくい分対策を講じる必要があると言われ、実際に現場で大きな問題になっています。そこで今号の『へるぱる』ではカスハラ対策を「起こる前」「起こった後」の2方向から、現場の事例と共に考えていきます。
研修テーマは①“「見える化」で防ぐ脱水・熱中症対策” ②“在宅医療の専門医に聞く 高齢者に多い病気と既往症”と、注目度の高いテーマ2本です。その他にも、あいまいゾーン、介助術、料理レシピ、老計第10号、書類の書き方など、現場で役立つ記事満載でお届けします。

 

発売日 2024年6月1日 定価 2,090円(本体1,900円+税10%)

へるぱる2024年7・8月号

特集内容

巻頭特集

「起こる前」「起こった後」で考える

カスタマーハラスメント対策

研修特集1

緊急時の対応

「見える化」で防ぐ脱水・熱中症対策

研修特集2

在宅医療の専門医に聞く

高齢者に多い病気と既往症

  • 福祉用具を使った 1人ひとりの介助術[第9回]
  • 〇×で読み解く! 老計第10号[第9回]
  • 法令等で割り切れないテーマもお助け
    あいまいゾーン
  • みんなの事業所どうしてる?[訪問介護職の熱中症対策]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • 薬の知識Q&A[第6回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
    知っとこ! 介護ニュース
  • 愛すべきヘルパーな日々
  • 実例から考える
    訪問介護の書類の書き方
  • バックナンバー販売店リスト
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  • 野菜を使い切る! 高齢者が食べやすい時短レシピ
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