『へるぱる 2024 9・10月』の特集では、チームケアを特集しています。
在宅介護・医療は、異なる立場の専門職が「チーム」を組み、利用者にとっての最善のケアを考え、実践することで成り立っています。チームがうまく機能するためには、メンバーそれぞれが、何のためにケアを行っているのか、チームの中でどのような役割を担っているのかを意識しておくことが大切です。
「連携」とは、チームの全員が、同じ目標に向かって、協力して取り組んでいくこと
チームケアにおいて、メンバー間の「連携」が大切なのは言うまでもないことですが、「連携」とは何なのか、意外に理解していない人も多いのではないでしょうか。
連携は、主に「コミュニケーション」をとることによって行われます。ただし、コミュニケーションをとりさえすれば「連携した」と言えるかというと、そうではありません。
大事なのは、チームの皆が同じ目標や方針を共有していることです。
本誌では、「連携」についてより詳しく解説しています。また、
- チームケアがなぜ必要なのか?
- チームを構成するメンバー
なども、イラストを用いてわかりやすく取り上げています。少し難しいテーマと感じる方もいるかもしれませんが、安心してお読み頂けます。ぜひ、事業所の皆さんでご覧ください。
監修/原田 保
居宅介護支援事業所「ケアプランナーみどり」代表。
2000年4月よりケアマネジャー業務を開始。2003年4月に「ケアプランナーみどり」を開設。神奈川区ケアマネクラブ会長、横浜市介護支援専門員連絡協議会代表を歴任。2023年4月には神奈川区居宅介護支援事業所管理者会を設立し、代表を務める。著書に『ニューノーマル時代の 書ける!伝える!連携する! 円滑なチームケアのためのケアマネ文章術』(第一法規)がある。
イラスト/尾代ゆうこ
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