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福祉用具を使った1人ひとりの介助術【車いす】

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福祉用具を使った1人ひとりの介助術【車いす】

車いすの基本的な考え方「身体機能や身体の大きさ、生活に合わせて選択し、調整する」です。しかし高齢者の座っている姿を見ると、その視点で選ばれていない現実を目にすることがあります。座骨が前に滑っていたり身体が横に傾いていたり、崩れた姿勢で車いすに座っている利用者の何と多いことか。姿勢が崩れた状態で車いすに座り続けることは、自分の足に合わない靴を履くことと同じくらい苦痛なことなのです。それなのに、その苦痛に対して文句を言わず座っている利用者は「自分の身体が悪いからこの苦しみがある」と思っているのではないでしょうか? 悪いのは身体に合っていない車いすの方なのです。介護職も車いすの基本的な知識を持って関わって欲しいと思います。

今回は「座り姿勢が崩れていないか」の観察から始めて、座り直しの方法などを詳しく解説します。また、姿勢変換型車いすに替えた利用者の変化、クッションを替えて座り姿勢が改善された利用者の姿、を写真で丁寧に解説。ぜひ、本誌で確かめてご活用ください。

監修/市川 洌
早稲田大学理工学部卒業。東京都補装具研究所、東京都福祉機器総合センターで福祉機器の研究等に従事したのち福祉技術研究所株式会社を設立。高齢者・障害者に対する各種福祉用具支援やコンサルティング、福祉関連従事者に対する福祉用具支援を中心とした講習会・講演等を積極的におこなっている。著書に『ひとりひとりの福祉用具─福祉用具支援概論─』(日本工業出版)、『滑らせる介助の技術 スライディングシート・トランスファーボードの使い方』(中央法規出版)など多数。

 

イラスト/藤田侑巳

この記事は『へるぱる 2024年9・10月号』に掲載されています

訪問介護は高齢者が自分らしく暮らすための生活を支援しますが、介護職だけで実現できるものではありません。複数の課題に対応するために欠かせないのが「チームケア」。医療、リハビリ、福祉用具などの専門性の高い人々との連携が必須です。現場の声と合わせて特集で考えます。

研修テーマは①「虐待」をさらに深く理解するために セルフ・ネグレクトへの支援を考える と、②自分を守る感染症対策 の2本。その他にも、あいまいゾーン、介助術、料理レシピ、老計第10号、書類、など現場で役立つ記事満載でお届けします。

 

発売日 2024年8月1日 定価 2,090円(本体1,900円+税10%)

へるぱる2024年9・10月号

特集内容

巻頭特集

よりよいサービスのために連携を

ホームヘルパーを取り巻くチームケア

研修特集1

「虐待」 セルフ・ネグレクトへの支援を考える

研修特集2

何が必要? 何が不要?

自分を守る 感染症対策

  • 福祉用具を使った 1人ひとりの介助術[第10回]
  • 〇×で読み解く! 老計第10号[第10回]
  • 法令等で割り切れないテーマもお助け
    あいまいゾーン
  • みんなの事業所どうしてる?[独自のアイデアが光る事業所内研修]
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • 薬の知識Q&A[第7回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
    知っとこ! 介護ニュース
  • 愛すべきヘルパーな日々
  • 実例から考える
    訪問介護の書類き方
  • バックナンバー販売店リスト
  • キラキラ へる★ぱる
  • 熱中症対策
  • 野菜を使い切る! 高齢者が食べやすい時短レシピ
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