業界でいち早く、2016年から介護記録の作成を電子化
首都圏、関西圏、名古屋地区で訪問介護サービスを展開しているソラストでは、タブレット端末を利用した訪問介護支援システム「TPO-Care」を2016年から導入しています。
シフト管理や請求業務、介護記録の作成等を電子化したことで、紙ベースの作業プロセスに伴う入力作業の重複や煩雑なデータ管理の解消などにつながっています。
TPO-Care導入後(2016年5月当時)の結果
- 7割がシフト表作成、変更等の作業負荷の軽減を実感
- 紙ベースの介護記録を全廃した結果、常勤社員の残業時間が30%削減
長い歴史を持つIT賞において、介護サービス関連の受賞は初!
こうした取り組みが評価され、第36回IT賞において、ソラストが「ITビジネス賞」を受賞。今年2月におこなわれた表彰式では、取締役副社長の春山昭彦氏が「訪問介護の厳しい現場で日々奮闘している社員の苦労に、少しでも報いることができるシステムを導入することができ、このような栄誉ある賞をいただけたことは、望外の喜びです」とコメントしています。今後は、ソラスト単独の事業所だけでなく、グループ会社の訪問介護事業所への導入も検討しているそうです。
監修/高室成幸
ケアタウン総合研究所代表。全国の市区町村、ケアマネジャー団体、社会福祉協議会、地域包括支援センターなどで講演するほか、施設長や管理職向けに人材マネジメントの研修もおこなう。著書に『30のテーマでわかる!地域ケア会議コーディネートブック』(第一法規)他多数。