訪問介護の現場でも、救急通報をするケースがあるでしょう。その際の基本事項は把握していると思いますが、避難訓練のように繰り返し復習することが必要です。そこで『へるぱる2025 3・4月』の研修企画では、現職の救急隊員に、最新情報を含めた救急現場のアレコレを教えてもらいました。
総務省消防庁のデータによると、搬送人員の約6割が高齢者で、発生場所の大半が居室です。救急の要請が多いのは日中の活動時間です。つまり、多くのホームヘルパーが訪問している時間帯に、救急搬送を要請する事案が多数、発生しているといえます。
これまでに繰り返し学んでいるとは思いますが、この研修を通して、改めて119番通報の流れを学びましょう。高齢者に多い日常生活事故の情報も取り上げています。詳しくは本誌をご覧ください。
注:当記事内のデータに係る「高齢者」はすべて65歳以上を指しています
取材協力/総務省消防庁(記事内では、消防庁と表記しています)
取材・文/松崎千佐登
イラスト/尾代ゆう子