「接遇」が大切だということは、介護職ならば誰もが知っていると思います。なぜ大切なのか、どうしたら「接遇力」を高められるのか。『へるぱる2025 3・4月』では、事業所全体で取り組める実践的なアイデアを見ながら、考えていきます。
まずは、事業所のみんなで、接遇と聞いて「どんなことをイメージするか」「接遇力が高いとはどういうことか」「訪問介護職にはどんな接遇が求められていると思うか」を考えてみましょう。どんな意見が出るでしょうか。
今回、監修をお願いしたエルケア株式会社・ロングライフホールディング株式会社さんは、介護保険サービスも、サービス業の一種と考えている、と教えてくれました。
すると、「接遇におけるライバル」は一流ホテルや有名テーマパークであるという視点が出てくる。自分がそうした場所でサービスを受けること自体が、研修になるのです、と。
そう考えると、自分の身だしなみや振る舞いも、また違った視点から見ることができそうです。へるぱるの誌面では、その他にも事業所で取り組むことのできる試みを紹介しています。ぜひ、ご覧ください。
監修/エルケア株式会社 南 恵美子
本社品質管理グループ。社会福祉士、介護支援専門員。MSW、老健相談員を経験後、同社にケアマネジャーとして入社。現場を経て、現在は本社内研修等を担当
監修/ロングライフホールディング株式会社 伊東沙璃香
研修グループ/総務グループ兼務。有料老人ホームでの営業、ヘルパーを経験し現職に至る。中途採用者および新卒採用者に向けた研修内容の作成から実施まで一貫して担当。
イラスト/ホンマヨウヘイ