介護職をはじめとする対人援助職は、自分の感情をコントロールする場面が多いため、精神的に疲弊しやすく、燃え尽き症候群に陥るリスクが高いといわれています。燃え尽き症候群とは、それまで熱心に仕事をしていた人が、まるで燃え尽きてしまったかのように、突然やる気を失ってしまうことをいいます。そうならないためにも、日々のメンタルケアが重要です。
疲れをとるには「睡眠」が一番ですが、それ以外にも「チェックイン/チェックアウト」で気持ちを切り替える、「自分のための時間を作る」など、様々なメンタルケアがあります。
それぞれの詳しい内容は『へるぱる2025 3・4月』でご確認ください。
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監修/橋中今日子
理学療法士、公認心理師、介護者メンタルケア協会代表。
認知症の祖母、重度身体障害のある母、知的障害のある弟の3人を、働きながら21年間介護した経験をもとに、2000件以上の介護相談に対応。介護者のケア、介護と仕事の両立、ヤングケアラー問題、グリーフケアに取り組むほか、医療/介護/福祉従事者自身のケアや職場環境作りにも注力している。元ヤングケアラー。
イラスト/しまだ・ひろみ