訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

距離・目線の高さを意識してみましょう

記事

  • 接遇
  • 研修
距離・目線の高さを意識してみましょう

「5つの原則」に加え、介護の現場において非常に重要なのが“距離”と“目線の高さ”です。ワークショップを通して、利用者の気持ちを体感しましょう。

利用者と介助者の関係性でもパーソナルスペースを大切に

パーソナルスペースとは、他人に侵入されると不快に感じる空間のこと。空間の大きさは、相手との関係や状況などによって変化しますが、誰しもあるものです。

しかし、介助の際は体を密着せざるを得ない場面も多いため、感覚が麻痺し、無意識に利用者のパーソナルスペースを侵していることがあります。普通に話しかけるときであれば、伸ばした腕1本分くらいの距離を保つとよいとされています。

また、「5つの原則」の「挨拶」や「表情」において、目線(視線)を合わせることをポイントに挙げていますが、その高さも重要です。基本的には同じ高さが望ましいと言われていますが、距離が近いと、顔が近すぎて話しづらいと感じる人もいます。

その感覚は人それぞれ異なるうえ、相手によっても変わるもの。その点を意識しながら、ワークショップに取り組んでみてください。

本誌では研修時に実践できるワークショップも紹介しています。

 

監修/柏瀬美奈子
ヒューマンライフケア株式会社・人事部 育成担当 ジュニアマネジャー。介護福祉士。施設介護、通所介護、訪問介護などの職を経て、人材育成、資格講座の講師を担当。2013年より現職に就き、研修企画、業務開発などに従事。これから「介護」を目指す人の熱い想いを支え、その教育・研修を提供することで、地域・社会への貢献を果たしている。

取材/坂口みずき イラスト/Kuma*Kuma

この記事は『へるぱる 2019年5・6月号』に掲載されています

巻頭特集は、「高齢者の栄養を考えよう」。高齢者の栄養不足が問題になっているなか、どういう栄養が必要なのか、高齢者のフレイルとはどのような状態か、プロの介護職として知っておきたい事は何か、を改めて考えます。

他にも、研修特集として「接遇の心得」のほか、サービス提供記録など現場で必須の「書類の書き方」を例文つきでお届けします。

へるぱる2019年5・6月号

特集内容

巻頭特集

要介護度をあげないために

高齢者の栄養を考えよう

研修特集1

初心とプロ意識を忘れない

「接遇」の心得

研修特集2

例文つき

読み手に伝わる、ケアに生かせる書類の書き方

  • 症状別介護の基本[第2回]
    ─関節リウマチ・変形性関節症─
  • 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
    老計第10号[第2回]
  • 事例から考える
    あいまいゾーン[第2回]
  • これからのホームヘルパーに求められる
    服薬の知識[第2回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け
    知っとこ! 介護ニュース
  • 知っておきたい
    障害者への支援 いろはの“い”
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ
  • 愛すべきヘルパーな日々
  • 例文つき
    書類の実例集
  • バックナンバー販売店リスト
  • 訪問しました!
    キラキラ へる★ぱる
  • へるぱるPICK UP
  • 切り取って使えます!
    高齢者の健康お助けレシピ─骨粗しょう症─
  • アンケートはがきの回答でQUOカードプレゼント!
  • 年間購読お申し込みでプレゼント!
年間購読はコチラから
紙版を買う
  • Amazon.co.jp
  • 楽天ブックス
デジタル版を買う
  • 書店によってはお取り扱いが無い場合がございます。あらかじめご了承ください。
  • デジタル版は紙の雑誌と内容が異なる場合や掲載されないページがある場合がございます。また、印刷はできません。あらかじめご了承ください。
お知らせ/新着記事一覧