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【訪問介護計画書】その人らしい長期・短期目標で支援

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【訪問介護計画書】その人らしい長期・短期目標で支援

長期目標と短期目標の違いを意識する

訪問介護計画書は、ケアマネジャーが作成したケアプランから訪問介護に関する部分だけを抜粋し、どのような支援を行うか具体的に示すものです。サービス内容や提供時間、週間予定、注意点などが記載されますが、最も重要なのが長期目標と短期目標です。

ケアプランでも目標は設定されていますが、必ずしもその内容を丸写しする必要はありません。むしろ、訪問介護ならではの視点で利用者に寄り添い、具体的な目標を作成するほうが望ましいでしょう。長期目標は、いわば利用者の望む姿へ到達した状態です。短期目標は、長期目標を達成するまでの過程で、すぐにでも取りかかって効果が見込める内容とします。

アセスメントも生かして個別性のある目標を立てる

訪問介護計画書のベースとなるのはもちろんケアプランですが、そこからの情報だけで個別性のある目標を作るのは難しいこともあります。そこで、サービス提供責任者やホームヘルパーが追加でアセスメントを行い、情報を肉付けすることが重要になります。「どの利用者の目標も同じようなものになってしまう」という事態を避けるためには、その人がどうなりたいか、何をしたいかという点を確認し、そのために必要な支援を組み立てることが欠かせないのです。

本誌ではベースとなるケアプランや長期・短期目標の作成例も紹介しています。

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監修/柴田範子
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト事業所「くじら雲」を運営する。神奈川県社会福祉審議会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。

この記事は『へるぱる 2019年5・6月号』に掲載されています

巻頭特集は、「高齢者の栄養を考えよう」。高齢者の栄養不足が問題になっているなか、どういう栄養が必要なのか、高齢者のフレイルとはどのような状態か、プロの介護職として知っておきたい事は何か、を改めて考えます。

他にも、研修特集として「接遇の心得」のほか、サービス提供記録など現場で必須の「書類の書き方」を例文つきでお届けします。

へるぱる2019年5・6月号

特集内容

巻頭特集

要介護度をあげないために

高齢者の栄養を考えよう

研修特集1

初心とプロ意識を忘れない

「接遇」の心得

研修特集2

例文つき

読み手に伝わる、ケアに生かせる書類の書き方

  • 症状別介護の基本[第2回]
    ─関節リウマチ・変形性関節症─
  • 「自立支援」と「重度化防止」の観点で読み解く
    老計第10号[第2回]
  • 事例から考える
    あいまいゾーン[第2回]
  • これからのホームヘルパーに求められる
    服薬の知識[第2回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け
    知っとこ! 介護ニュース
  • 知っておきたい
    障害者への支援 いろはの“い”
  • こうしたらうまくいった!
    ホームヘルパー奮闘体験
  • みんなの声を聞かせて!
    へるぱるカフェ
  • 愛すべきヘルパーな日々
  • 例文つき
    書類の実例集
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