虐待防止を考えるうえで、「正しい知識を身につける」ことはもちろんですが、「イラッとしたときの怒りのコントロールを知る」ことも重要です。
怒りのピークは6秒間と言われています。その時間を様々な方法でやり過ごせば、虐待につながるケースも減ることでしょう。例えば
●ゆっくり数を数える
●モフモフしたものを触る
●怒りのレベルを数値化する
気持ちを落ち着けたら、その後で冷静に自分の気持ちを相手に伝えたり、問題の解決法を考えたりすることが大切です。詳しい解説は 『 へるぱる2025 5・6月』をご覧ください。
監修/川崎裕彰
社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、介護支援専門員。介護職を経て、地域包括支援センターで地域ケア会議のしくみの定着、高齢者虐待の対応など権利擁護業務などに従事。2019年かわさき社会福祉士事務所を開設し、虐待防止などの研修講師や事例検討のスーパーバイザーなどとして行政・医療・福祉・介護現場で活躍。一般財団法人日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター。
イラスト/パント大吉