「ICT活用」「生産性向上」が進むからこそ、より敏感に
人手不足の解消や業務の効率化、という点では欠かせない「ICT活用」や「生産性向上」ですが、利用者視点で見てみると
利用者の尊厳や人権は二の次になってしまい、プライバシーの保護の意識が軽視されてしまう恐れがあります。仮に、介護人材が豊富で人手が足りていたら、ここまで「ICT活用」や「生産性向上」が進んでいたのだろうか――。こうした視点も忘れずに支援にあたりましょう。
誌面では、最後のまとめとして、「プライバシーの保護」の意識を高めるための3つの提案を紹介しています。詳しい内容は『へるぱる 2025 7・8月』をご確認ください。
監修/永嶋昌樹
東京都介護福祉士会会長、日本社会事業大学社会福祉学部 准教授。博士(社会福祉学)、介護福祉士、社会福祉士。社会福祉事業団に就職後、特別養護老人ホーム介護職員、在宅介護支援センター相談員・介護支援専門員など約12年間の現場実務を経て、大学の専任教員として福祉専門職養成に携わる。
イラスト/ささきともえ