腰痛・体の痛みを防ぐための仕組みづくりが重要
『へるぱる 2025 9・10月』では、腰痛・体の痛み対策を特集していますが、痛みを予防する方法だけでなく、組織としての仕組みづくりにも言及しています。
そこで、平成28年に「高知県ノーリフティングケア宣言」を発信し、全国に先駆けて取り組んでいる高知県の例を紹介しています。
以下の4つが大きな取り組み内容です。
①環境整備と教育
②福祉用具のアセスメント・プランニングの作成
③腰に負担のかかる「ヒヤリ・ハット」を集めPDCAで解決していく
④職員の健康管理
それぞれの詳しい内容は本誌をご覧ください。皆さんの事業所でも実践し、介護職の体を守り、働きやすい環境をつくっていきましょう。
監修/下元佳子
理学療法士。17年間病院に勤務した後、合資会社オファーズを設立。訪問看護、訪問介護、子どもの通所介護の事業所を運営。「二次障害を引き起こさない福祉用具ケア」を普及させるため、一般社団法人ナチュラルハートフルネットワークを設立し代表理事を務める。高知市内に拠点を置き、福祉用具の展示・相談から人材育成のための研修等を行っている。
イラスト/morockme