ポイント
- Tさん自身の言葉も引用しながら、訪問したときの様子を描写しています。「夜なかなか寝つけなかった」というのは、今後も意識しておきたい情報ですね。
- Tさんのうれしそうな顔が目に浮かぶ、素晴らしい記録です。ホームヘルパー間でこのような情報を共有することで、会話も広がりそうですね。
- 「さっと」という表現が抽象的で、どのくらいの時間か、どのように行ったのかが伝わりません。
- どのような方法で入浴したのか、時間などが具体的に記載されており、場面が想像しやすい記載です。
- 結局、薬はどこにあったのか、なぜ位置がわからなくなったのか、読み手にはわかりません。
- 薬のあった場所、そして本来あるべき場所が書いてあり、今後Tさんをサポートするためにも役立つ情報となりました。
- ホームヘルパーがどのように対応したのかがわからない、中途半端な記載となってしまいました。
- 尿が漏れてしまった原因と、それを解決するためにホームヘルパーがとった行動が、しっかり記録されています。
監修/柴田範子(しばた・のりこ)
NPO法人「楽」理事長として、小規模多機能型居宅介護「ひつじ雲」、サテライト事業所「くじら雲」を運営する。神奈川県社会福祉審議会委員。元・東洋大学ライフデザイン学部准教授。『イラストでわかる介護職のためのきちんとした言葉のかけ方・話の聞き方』など、著書も多数。