訪問介護に役立つ!研修資料に使える!へるぱる

損害の大きさや頻度ではなく「質」で評価を 事故再発防止①

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損害の大きさや頻度ではなく「質」で評価を 事故再発防止①

介護現場では「事故をゼロに」「絶対に事故を起こさない」といった目標が、声高に掲げられがちです。しかし、こうした目標には大きな問題があります。なぜなら、どんなに注意しても、介護現場ですべての事故を防ぐのは現実的に不可能だからです。専門知識・技術がないと防げない事故や、どのような対策を講じても防げない事故というものが存在します。

例えば、ホームヘルパーの訪問中に、自立歩行できる利用者が自発的に動いた結果、運悪くケガをしたとします。それをホームヘルパー個人の責任にして、注意したらどうでしょう。
「訪問中は、立ち上がったり、歩いたりしないでください」と利用者に伝えるホームヘルパーが出てきたとしてもおかしくありません。これは介護の本質を欠いているばかりか虐待にもなり得ます。

こうした的外れな対応を防ぎ、意味のある事故再発防止をおこなうにはどうすればよいのかを『へるぱる 2025 11・12月』では取り上げています。事故を「質」で5つに分類し、それぞれに合った取り組みを紹介しています。研修資料としてご活用ください。

 

監修/山田 滋
介護・福祉の事故防止について専門に研究している、株式会社安全な介護 代表取締役。高齢者福祉施設や訪問介護事業者と取り組み、現場で積み上げた実践に基づくリスクマネジメントの方法論は、「わかりやすく実践的」と好評。各種団体や施設の要請により年間150回のセミナーをおこなっている。

 

取材・文/松崎千佐登
イラスト/尾代ゆうこ

この記事は『へるぱる 2025年11・12月号』に掲載されています

運営基準に定められており、学びとしても大切な「研修」。ですが、“参加するのが大変”“マンネリになりがち”などのお悩みも多いのでは? 今号のへるぱるでは、研修が楽しくなり、学びが意欲的になるアイデアを大特集。実践されている事業所の実例満載でお届けしますので、ぜひ参考にしてください。

研修テーマは①「事故再発防止」と、②「感染症対策」の2本。その他にも、好評連載「職場環境等要件」の取り組み、あいまいゾーン、介助術、料理レシピ、奮闘体験、老計第10号、書類の書き方、など現場で役立つ記事満載でお届けします。

 

発売日 2025年10月1日  定価 2,310円(本体2,100円+税10%)

へるぱる2025年11・12月号

特集内容

巻頭特集

学ぶ意欲を引き出す&楽しくなる

研修アイデア実例集

研修特集1

損害の大きさや頻度ではなく「質」で評価を

事故再発防止

研修特集2

自分を守って、相手を守る

感染症対策

  • 福祉用具を使った 1人ひとりの介助術[第17回]
  • 「職場環境等要件」の取り組み[第5回]
  • 〇×で読み解く! 老計第10号[第17回]
  • 法令等で割り切れないテーマもお助け
    あいまいゾーン
  • ホームヘルパー奮闘体験
  • 薬の知識Q&A[第14回]
  • 介護保険制度をはじめ気になる話題をお届け!
    知っとこ!介護ニュース
  • 愛すべきヘルパーな日々
  • 実例から考える
    訪問介護の書類の書き方
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  • 野菜を使い切る! 高齢者が食べやすい時短レシピ
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