コロナ禍を経て感染症対策の重要性をあらためて実感しましたが、訪問介護の現場ではどこまで対策が必要なのか判断に迷うことも多いでしょう。今回は、病院や施設等で感染対策を指導する専門家に、訪問先で必要な対策をうかがいました。なぜ必要なのか、一つ一つの意味を考えます。
そこで質問です。あらためて、そもそもどこから感染(ウイルスや細菌が侵入)すると思いますか? 答えは、『へるぱる 2025 11・12月』35ページでご確認ください。
本誌では他にも「基本を押さえれば怖くない」という視点で、感染症対策の基本をおさらいします。標準予防策(スタンダードプリコーション)としての①手指衛生 ②咳エチケット ③防護具の装着、外し方 もイラストで解説していますので、ぜひ事業所のみなさまで参考になさってください。
監修/柿原朱美
感染対策サポート「柿サポ」主宰。感染管理認定看護師として医療機関で感染対策を担い、コロナ禍では地域施設のクラスター対応にあたり、訪問指導もおこなった。2024年「柿サポ」起業後は、研修やコンサルティング等を通して感染対策の底上げに尽力。医療や福祉関係者をはじめ一般市民向けの感染予防の知識やスキル、感染発生時の対処法についてのセミナーや講演も好評。
イラスト/ばばめぐみ

