コロナ禍を経て感染症対策の重要性をあらためて実感しましたが、訪問介護の現場ではどこまで対策が必要なのか、判断に迷うことも多いでしょう。『へるぱる 2025 11・12月』では、“基本を押さえれば怖くない!”を標語に、どこから感染するのか、病原体を持ち込まない、もらわないためのポイントは何か、標準予防策とはどういうことか、などを基本から確認します。
そのうえで、感染経路を正しく知ることも大切です。上のイラストは、その感染経路を絵で示したもの。この4つの感染経路から、人はウイルスや病原菌の体内への侵入を許してしまいます。
感染経路を正しく知って予防するを基本に、防護具の装着方法とはずし方、利用者さんに「マスクをはずしてほしい」と言われたときの対応、消毒薬の扱い方、など、現場に即した注意ポイントも本誌で解説します。ぜひ、事業所内研修に活用してみてください。
監修/柿原朱美
感染対策サポート「柿サポ」主宰。感染管理認定看護師として医療機関で感染対策を担い、コロナ禍では地域施設のクラスター対応にあたり、訪問指導もおこなった。2024年「柿サポ」起業後は、研修やコンサルティング等を通して感染対策の底上げに尽力。医療や福祉関係者をはじめ一般市民向けの感染予防の知識やスキル、感染発生時の対処法についてのセミナーや講演も好評。
イラスト/ばばめぐみ

