利用者にあった使い方をするために重要な視点はこれ!【介護用ベッド編】
どこが動く? どんな動きをする?
まず、利用者が使っている介護用ベッドに、どのような機能が備わり、どこが動くのかを確認しましょう。利用者の症状や状態に合わせて選ばれたものなので、それぞれに意味があるはずです。適切に選ばれているのかチェックする癖をつけましょう。
また、機能を把握することで、互いに負担なく介助でき、事故防止にもつながります。
1つひとつの付属品は何のためにある? 何ができる?
おもな付属品にはマットレス、サイドレール、介助バー、テーブル、キャスターなどがあります。なぜこれらの付属品をつけたのか必要性を考えつつ、役割をしっかり押さえておく必要があります。
このベッドを利用して、どのような介助ができる?
機能や付属品を押さえたうえで、利用者にあった介助をするには、どうしたらよいのか考えましょう。100%活用できれば、利用者だけでなく、介護者の負担を減らすことにもつながります。
本誌ではその他の視点や介護ベッドを見直す際のチェックポイントを具体的に解説しています。
監修/北田信一
看護師。介護支援専門員。東京都立大塚看護専門学校卒業。精神科病院病棟看護師長、看護専門学校専任教員、介護福祉士養成施設専任教員(教務課長)を経て現在、認知症対応型グループホームPAO経堂、デイサービスPAOすがも運営の傍ら、訪問看護ステーションNew Step練馬で訪問看護に携わる。教員時代より日本社会事業大学介護技術講習会主任指導者を務めるなど、介護技術教育にかかわる。協力/(株)エスティサービス世田谷営業所 写真/伏見早織(世界文化社)