本来、医行為(医療行為)をおこなうには医師や看護師などの免許が必要ですが、介護の現場では、医療的なニーズを抱えた利用者は増加の一途をたどっています。そんな状況に対応するため、厚生労働省は、介護現場で実施されることが多いと考えられる行為を中心に、介護職でも実施できる行為を「原則として医行為ではない行為」と定め、2005年から整備してきました。そして2025年に「原則として医行為ではない行為ガイドライン」を策定・公表。具体的な手順や注意点が記載されており、詳しくてわかりやすい内容になっています。
しかし、このガイドライン、詳しい分ボリュームがあって、一度に読むのはちょっと大変。そこで、今年度のへるぱるでは、訪問医療の経験豊富な遠矢先生に解説していただきながら、介護職が特に気を付けたい点に注目し、「きほんノート」と銘打って初めから順に読み解いていきます。
初回は、【体温測定】。『へるぱる 2026 3・4月』では、ガイドライン上の手順に沿って「ここ大事!」「もっとくわしく」と、高齢者の体温測定に関する心配ごと、体温計をはさむ際の角度やコツ、記録した数値のチームでの共有の仕方、など、体温測定に関するポイントを丁寧にイラストを用いて解説します。
ぜひ、「医行為ではない行為」をおこなう際の手順や注意点の参考にしてください。
監修/遠矢純一郎
桜新町アーバンクリニック院長。総合内科専門医、日本在宅医学会指導医、スウェーデン・カロリンスカ医科大学 認知症ケア修士。1992年鹿児島大学医学部卒業。大学病院・公立病院などの勤務を経て、2000年用賀アーバンクリニック副院長。2004年から在宅医療に取り組み、2009年より現職。東京・世田谷を中心に、多職種チームによる在宅医療を実践している。

